自分が死んだ後にどうなるかは誰もわかりません。
宗教が教えるような天国や地獄、転生が実際にあるのか。
一度死んでみないことには真実は藪の中です。
でも、自分が死んでいなくなった後の「この世界」
という意味の「死後の世界」なら少し予想できます。
数年後のオリンピックや何年後かに公開予定の新作映画。
発売が予定されてる家電、ケータイ、ゲームやマンガ。
未来を伝える情報は身の回りに溢れています。
もし、余命に限りがあり、それを知っていたなら。
将来登場するけれど生きて見ることが不可能なモノの話は
その耳と心にどんな風に届くのでしょうか。
自分が死んだ後に現れるモノを知る。
それを楽しみに待つ人々がいることを知る。
自分の死後にも世界は変わりなく動くと知る。
当たり前だけれど辛い気持ちになりそうです。
真剣に思いやると、数年後の予告が残酷なように思えます。
泥舟、鬼が笑うような話は避ける。