大きすぎ | 沈みかけ泥舟のメモ

沈みかけ泥舟のメモ

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内容が定まらない更新少なめ不定期なメモ。

今はネタバレなしの映画感想ブログ化してます。

すべての問題の元凶とわかっていても追い詰められない。

現実にはハッキリと悪であっても退治出来ないことがある。

例えば、ある泥沼の内戦に陥っていた国を停戦させるために
アメリカは一方の当事者であるテロリストの首謀者を許し、
その国の副大統領の地位と莫大な財産を与えた。
無力な何千人もの子どもたちの手足を切断させたりした
明らかな極悪人だけれど
彼が止めると言わなければ内戦は終わらなかった。
だから、彼は全面的に許され、地位と財産を得た。

また、大手自動車メーカーや巨大銀行は
潰れてしまうとそこから仕事やお金を得ていた人々が
何万人という単位でいきなり路頭に迷うので
国が税金を貸したり、あげてしまったりして支える。
中小企業なら問答無用で倒産させられるところだ。

日本政府の官僚だってOBに利益誘導したり
来年度の予算をもらうために
無理矢理に今年の予算を使いきろうとしたりと悪どい。
すべてのお金の流れを透明化したり
多すぎる人件費をカットするために
給与を減らしたりクビにしたりと
腐敗官僚を一掃する必要があるけれど
政府の仕事を滞らせるわけにはいかないので
腐った官僚に任せたまま日本を運営するしかない。

物語では悪者が一掃されメデタシとなることが多いが
現実には影響力の大きい悪は放置される。

残念な話だ。

泥舟、うまく悪を取り除く方法思案。