歩く真っ直ぐ立っているだけでは、前に進めない。片足を上げただけでも、バランスがとれてればそのまま。身体を前に倒すように、バランスを崩さないといけない。ただバランスを崩しただけでは、顔から倒れてしまう。倒れる前に上げた足を踏み出して、身体を支えバランスを再び取り戻す必要がある。歩くというのはバランスの崩壊と再生を繰り返すことだ。そうしてはじめて前に進める。改めて考えると意味が深い。踏み出す一歩がないと倒れてしまう。今はその一歩が出ない。泥舟、前途多難。