術後11か月と1日目 「要セデーション」のヒト | 自分目線の闘病記録など・・・

2015年2月18日(水) 術後11か月と1日目


「要セデーション」のヒト




胃がん術後1年の胃カメラ検査

ホントは1年経過の3月にやるみたいだけど

3月は繁忙期だから2月に勝手に前倒し予約


胃カメラはかなり苦痛な検査の一つだと思う

でも、昨年の術前検査で

あまりにもわたしのヘタレぶりを目の当たりにした医師は

胃カメラも大腸カメラもセデーションが必要と判断して

ドルミカムをワンショットしてくれた

術前処置の胃のクリップ止めの時もドルミカムを片手に

処置室まで来てくださった

わたしは、先生のご期待のどおり

ドルミカムがよく効く体質なようで、

恐怖心が全く感じず、この胃カメラの難題をクリアできることがわかった

「もう胃カメラなんて、ヘイチャラですよ」


でも、ドルミカムに耐性ができるということは調べていて

昨年5度もドルミカムを打っているわたしは果たしてちゃんと効くのだろうか

という不安があった


看護師さんに胃カメラの問診室に呼ばれた

厚いカルテがただの検診患者ではないことを物語っている

カルテのファイルにいくつか札が刺さっている

「○○先生」

お!ずっとお世話になっている先生だね

よしよし ありがたい

「胃がん術後1年」

そうそう そうなんだよ

詳しく視てくださいね

「要 セデーション」

あはは ヘタレっぷりがきちんと認識されている

そうです そうです

ヘタレなんで、がっつりドルミカム入れてくださいな


カルテを見ると去年のところの既往に

app と書いてある

今年の既往には

do(ラテン語で「同上、同前」。医療での処方や指示のこと。ditto) と書いてある

おいおい

do どころじゃないよ

appendixに加えて大病をしましたけど!

「胃がんの術後11か月なんですけどぉ・・」

「あ~ はいはい。胃がんの術後1年の精密検査ですね

じっくり見ますから、安定剤入れますからね

車や自転車で来てませんよね」

「はい。ドルミカム使ってください」


検査前に、プロナーゼ20000単位と炭酸水素ナトリウム1グラムに

バルギン消泡内用液2ミリリットルを混ぜたものを飲む

(胃の中の泡を取るため)

パイナップルジュースの味がする

前回は、ガスコンドロップでドロリとした嫌な食感だった

バルギンはガスコンのジェネリック薬で薬価がとても安価だ2円くらい?


その後、検査室で先生と対面

「昨年の手術の前の検査では大変お世話になりました」

無言で頭を下げる先生


先生が喉にキシロカインスプレーをシュッシュッ

10秒間上を向いて唾と一緒に吐き出す

キシロカインビスカスを喉に貯めておくよりも楽かな?


右手に血圧計とパルスオキシメーター装着

血圧132脈拍90 SPO2 93 

身体は正直だねぇ こんなに異常値を示すとはどんだけ緊張してんの?


左手に注射

ドルミカムなの?

ブスコバンなの?


目を開けたらさっきとは違うベットに寝ている

どういうこと?

ここはどこ?

カーテンに囲まれたここはどこ?

「どるみんさん

30分経ちましたが大丈夫ですか?」

「・・・・??

もうちょっと寝ていてもいいですか?」

「いいですよ。11時になったらまた来ますね」

11時??確か10時ころ検査室に入ったんだけどなぁ~

ドルミカムの耐性ができたらどうしよう・・なんて杞憂だった


「生検はしているんですか?」

「していないですね。今結果お渡ししますから。

今日の昼食は少し消化のいいものにしてください

夜からは何を食べても大丈夫ですよ。」


上部消化管内視鏡検査説明書

食道 異常なし

胃   残胃

十二指腸 異常なし


胃  残胃ってなんなのさ?

残胃がどうしたっていうのさ?


まぁ生検していないんだから

胃がんの手術から無事に11か月が経過したんだろうね(*^。^*)


1日休暇を取ったから午後は遊びに行こうと思っていたけど

朦朧としたまま院内のレストランで食事をして

14時になっても頭が朦朧としていて再び眠ってしまった