「未来世療法」と「未来療法」の違い

元々過去生療法は催眠療法における年齢退行の手法を拡張したものです。

３０歳のクライアントの過去、すなわち０歳から現在までの過去に遡るのが年齢退行、その前すなわちこの人生の前の人生まで遡るのが前世療法です。

前と言ってもひとつ前という意味ではなく、１０個前でも１００個前でもその前にあったたくさんある過去生のどこかに戻るのが過去生療法です。

そのためには「生まれ変わり」の存在が前提となります。

この辺りの詳しい議論はアメリカの精神科医のブライアン・ワイス博士の「前世療法」という本などに詳しく書かれています。（のでご興味のある方はそちらをご覧ください）

ワイス博士はその後「未来世療法」という本も書かれています。

その本はクライアントの未来の人生、つまり今回の人生を終えた後、また生まれ変わってその後の人生を見に行くという内容です。

過去生があるとすれば未来世があっても不思議ではないと言えます。

ワイス博士の未来世療法では地球の何百年先の人生がクライアントの見たビジョンとして紹介されています。

僕も未来世を見る手法を習って、個人セッションやグループセッションをしています。

今回の人生が終わった後の人生を見に行くのが「未来世療法」、今回の人生の後を見に行くのが「未来療法」です。

自分の人生の問題の解決にはずっと先の未来を見に行くよりも、自分の人生の先を見る方が有意義と思われるので「未来世療法」よりも「未来療法」を行うことの方が多いです。

※写真と記事は関係ありません。