1ヶ月だけ真面目にチヌを狙うことにしているボウズマン。


この時期はあまり他の魚が釣れず,近場の波止は夏休みなので


お子様天国。


人ごみを避け,実家近くの岸壁へ。


この時期は,岸壁表層近くにはイガイが沢山付いているので,


チヌはそいつを意識し,効率よく捕食出来るという訳だ。


イガイは港の浮き桟橋についているのを取るため,


餌代はかからない。





糸オモリを巻きつけ,スライダー釣法(2014年7月に詳細紹介)で


狙うため,1枚貝を用意。


スライダー釣法に拘るのは,ニゴリなく,ベタ凪,ドピーカンの


時時期で,ただでさえ警戒心の強いチヌに人間の姿を


見せないようにするためだ。


スライダー釣法では,投入後仕掛けがなじんだら,


沖にさっとラインを払うため,海面を覗きこまずにヘチから一歩後ろで


釣ることが出来るのがメリットだ。


それと,オーバーハングの奥にスライドさせ,陰に隠れたチヌを


狙える。


(こちらがメインメリット)


大阪で愛好家が多い釣り方だ。




いつも通っているこの釣り場は,満ち5分からがアタリが多いので,


そのタイミングからスタート。


岸壁は,コンクリートが真っ直ぐストンと落ちているタイプではなく,


ブロックが合わさった形状。


空洞は,内側5m位まであるようだ。


ここに潮が当たると,バッシャン,バッシャンとなり,スケスケの潮,


ドピーカンでも,チヌの活性が上がり,確変突入となるはず。




イトフケに注意し,落とし込んでいると,フッとラインが止まる。


手首でアワセる。


掛けたら,「ギュン!」。


45cm位になるとかなり引きが強く,指ドラグで何度もラインを


出してチヌを怒らせないようにやり取りして海面まで浮かして


空気を吸わせ,タモに手を伸ばす。





途中で引っ掛かっているのか,フグがつついているのか,


チヌのアタリなのか確信が持てないが,疑わしきは接触的に


アワセていく。


同じ止めアタリで




真っ黒いのが居着きの証拠だ。





連チャンとはいかないが,ポツポツと取っていく。




やや白っぽい個体。


食べるならこちらの方をオススメする。


釣り場でいつも顔を合わせるアングラーと会って話をしていると,


「殆どラインを切られる・・・」とのこと。


やり取り中を拝見すると,無理やり止めようと,ラインを殆ど


出していない。


「絶対行かしてはいけない岸壁の奥へ突っ走る以外は,


もっとラインを出して,チヌを怒らせないように時間をかけた方が


いいですよ。無理に止めようとすると,どうしても結び目で


切れますよ。」とアドバイス。


様子を見守っていると,「キャッチ率が上がった。


発想の転換やな。」と納得しておられました。


ボウズマンも,1年ぶりにやった時,同じミスをしておりました。





この後も,アタリは忘れた頃にあり,さらに4枚位追加。






夏の海の風物詩,盆休みにもう一回行って,終わりとするか。