何のつてもコネも無く、新聞の求人欄で見つけた
自由ヶ丘のとある会社でOLやってました。
白のブラウスに紺色のベストとタイトスカート
典型的な昭和のOLでしたねー。
渋いわあ。
ぎゃー‼️
アンタ誰?
その会社で隣りの席にいた年下の同僚が
ランチに誘ってくれたのが「びっくり寿司」でした。
寿司屋のランチに行ったことが無かったあたいは
東京のOLって、オサレ〜!と思いました。
福岡にいた頃のランチと言えば
しばらくのラーメンか
あさみ食堂の定食か
みすず庵の蕎麦か
ハングリーのカニライスか
ダンケのピラフくらいしか行った事がなく
寿司屋にランチがある事すら知りませんでした。
こんな感じでランチタイム
サービスのびっくり寿司は1000円でした。
普段は敷居の高いお寿司屋さんのカウンター
板前さんが目の前で握ってくれて
ガリも付いて、お椀も付いて1000円
当時のあたいには高いけど安い複雑な
値段設定のびっくり寿司ランチでした。
暖簾をくぐり、カウンターに座ると
板前さんがおしぼりを出しながら
「らっしゃい!何にしましょ!」と声をかけてくる。
OL2人組は「びっくりふたつ」と答え
板前さんは「あいよ!びっくり2丁!」
威勢のいい返事が返ってくる。
くーっ!かっこいいわぁ。
寿司屋でランチするOLふたり
懐かしい思い出です。
そんなある日、びっくり寿司に
大人っぽい男女ふたりが入って来たのです。
板前さんが「らっしゃい!何にしましょ!」
と声をかけました。
女の人が二本指を立てて、こう言いました。
「どっきりふたつ」
どっきりふたつ。
じわじわ来る。
びっくり寿司の思い出
オワリ



