群馬県邑楽町の「こぶ観音」明言寺

 檀家さんのお葬儀で、群馬県の太田市に行きました。駅周辺にスバルの工場がいくつもある街です。隣町に、かって大本山総持寺で修行した時の仲間が居るので連絡したら、葬儀終了後に太田市の葬祭会館まで迎えに来てくれました。群馬県邑楽郡邑楽町の明言寺様を拝登させていただきました。

 御祈祷寺であることは以前から聞いておりました。曹洞宗では、可睡斎、善宝寺、豊川閣妙厳寺、大雄山最乗寺、迦葉山龍華院弥勒寺 、秋葉寺、熱田圓通寺、とげぬき地蔵高岩寺等有名な祈祷寺院があります。同じ群馬県では、迦葉山龍華院弥勒寺 が天狗様のお寺として有名です。

 失礼ながら、こちらの明言寺様は全国的に知られているとは言い難いと思います。でも、正月の初詣、1月17日と8月17日の大祭には、朝から晩まで数百台分の駐車場が足りなくなるくらいの参詣客が来て、御祈祷を受けて行かれるそうです。露店も多く出て、かなりにぎわうのだそうです。役僧や職員が何人も常駐しているわけではありませんが、境内にお土産物の店が二軒あり、常時参詣客が絶えない「祈祷寺」なのでした。御札を受ける人が絶えず来て下さるのは有難いことですが、そのために常時寺務所に人が居るようにしなければならないのもなかなかたいへんなことです。

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 大本山総持寺で修行後、共に駒澤大学大学院修士課程で学んだ仲間でもあるので、いろいろと昔話に花が咲きました。大学院在学中にお師匠様が急逝され、急遽本葬を行い、住職に就任され、たいへんだったことは以前にも聞いておりました。住職となって31年になるそうですが、その間、本堂の新築、祈祷所である「奥の院」の新築等、一代で伽藍の整備改修を進められtのことでした。「そういうタイミングだったに過ぎないし、協力して下さる方々のお陰です。」という言葉に、彼の人徳が窺えました。

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