〜髄膜腫開頭手術後17日目です〜
頭の痺れは変わりませんが、痛み止めを服用しなくても大丈夫なほどの痛みに落ちついています
今回は自分の話ではなくて、父の死に寄り添う中で
感じた事、不思議な体験を書きたいと思います
長くなりますが、ご興味がありましましたら、読んでいただけたら嬉しいです
末期癌で亡くなった父のお話①
〜余命告知について〜
父は84才で大腸癌ステージIIと診断されて
超高齢で開腹手術をしました
いざ開けてみると、漿膜下層、外膜まで浸潤しており、穿孔部から癌がこぼれていました
リンパへの転移はありませんでしたが静脈に浸潤後がありました
術後に大腸がうまく繋がらず、中心静脈栄養(TPN)をメインで2ヶ月以上入院治療、その間もスクワット等で体を鍛えて、退院後すぐにゴルフを楽しむほど
凄まじい回復をしました🏌️
しかし、術後約半年後に肝臓に転移…次は肺へ
父は持ち前の鈍感力を発揮してクヨクヨせず…それから約1.5年後の脳転移で身体のバランスを失い歩けなくなるまでは、全くの衰え知らずでゴルフをしていました🏌️
脳転移後は自宅で寝たきり、両手が麻痺してるため
ほんの少しの食事とアイスを、母と私で食べさせていましたが、生きる気力だけはみなぎっていました
(最期まで痛みが無かったのもありますが)
そんな父が気力を無くしたのは
往診の先生が初めていらした日のこと
「明日亡くなるかもしれないし
もしかしたら後1-2ヶ月生きるかも分からない
とにかく治る事はないので
なるべく快適にいけるようにチームを組みます」
往診医にズバリと言われた瞬間
父はハラハラと涙を流し
「もうそれしか生きれないのか」と
父はその日から一気に衰弱し
話せなくなりました
元々の主治医は余命をはっきりとは言わない方で
私は何となくは余命を把握し覚悟してましたが
両親には伝えていませんでした
昔は、癌の告知をしない事が多かったですね
いまは、癌は治る病にもなり
治療や生き方の選択のために
告知をする事が当たり前になっていますが…
末期癌患者への唐突な余命告知は
人によるのではないかなあと考えさせられた
出来事でした