<過去の記事から>

グリーフケアの本2

 

 

この3年5ヶ月は、ほとんど読んでいません。

本を読もうという気持ちが起きなくなりました。

本を読んでも集中力と体力が続きません。

時間がないのと、疲れていてすぐ寝てしまいます。

 

グリーフケアやそれに近い漫画では、

「ダンナ様は幽霊」1巻~3巻、「妻、小学生になる。」1巻~4巻、

を読みました。

この漫画の冊数は入っていませんが、

最近は、

2016年度(平成28年12月から平成29年3月) 3冊

このうち、グリーフケアの本やそれに近い本 (0冊)

2017年度 8冊(5冊)

2018年度 5冊(1冊)

2019年度 3冊(1冊) この(1冊)は3か月かかって読みました。

 

グリーフケアの本2で「悲しみの処方箋」について書きました。

今回は、「グリーフケアの時代」についてです。

第1章 島薗進氏「現代日本人の死生観」

第2章 鎌田東二氏「人は何によって生きるのか」

第3章 佐久間庸和氏「グリーフケア・サポートの実践」

 

第2章にある、鎌田東二氏の「人は何によって生きるのか」の中で、

はっ!として心に残った文章があります。

 

 

 

私は人間の最大の特徴は「嘘をつけること」だと考える。

そして、スピリチュアルケアやグリーフケアを、「嘘をつけない自分や他者と向き合い、対話的な関係を結び開いていく試みとその過程」と考える。

(中略)

私は、嘘をつくことのできる人間を、体と心と魂(霊性)の三層構造と捉え、

「体は嘘をつかない。が、心は嘘をつく。しかし、魂は嘘をつけない」

と言い表すことにしている。

「嘘をつかない体、嘘をつく心、嘘をつけない魂」という三層のそれぞれの特性が私たちの苦悩や痛みの源泉となる。

(中略)

したがって、問題の核心は、「心」が体(身)と魂(霊)の両極を橋渡し(ブリッジ)する「のりしろ」(架橋)のはたらきをしているという点である。

実に、「心」は絶妙なはたらきをしている。「心」は物事や事態を薬にも毒にもできる魔法の杖のようなはたらきをする。「嘘をつかない体」と「嘘をつけない魂(霊性)」の両方に寄り添い、両者の声を聴きながらも、それに背くことも無視することも繋げる鵺のような不定のものが「心」である。

 

 

 

魂は嘘をつけない!ここに、なるほどと思いました。