松下幸之助氏が生きる上で大切なことを誰にでも
分かるように平易な文章と絵で書いた本。
シンプルだがとても響く文章が多い。
どんな仕事でも、それが世の中に必要なればこそ成り立つ
もので、世の中の人々が求めているのでなければ、その
仕事は成り立つものではない。
だから、自分の仕事は、自分がやっている自分の仕事だと
思うのはとんでもないことで、本当は世の中にやらせてもらって
いる世の中の仕事なのである。ここに仕事の意義がある。
自分の仕事をああもしたい、こうもしたいと思うのは、その人
に熱意があればこそで、誠に結構なことだが、自分の仕事
は世の中の仕事であるということを忘れたら、それはとらわれた
野心となり小さな自己満足となる。
仕事が伸びるか伸びないかは、世の中が決めてくれる。
世の中の求めのままに、自然に自分の仕事を伸ばして
ゆけば良い。
大切なことは、世の中にやらせてもらっているこの仕事を、
誠実に謙虚に、そして、熱心にやることである。
世の中の求めに、精いっぱい応えることである。お互いに、
自分の仕事の意義を忘れたくないものである。
自分が好きな仕事を、精いっぱいにやれて、仕事が伸びている
というのは、世の中が決めてくれていることなのだから心から
感謝して、誠実に、より熱心に、そして謙虚に仕事をさせて頂こう。
