- 戦後 歴史の真実 (扶桑社文庫)/前野 徹
- 前野氏の第四の国難 に共感したためサブタイトルに
記載してある「わが愛する孫たちへ伝えたい」という
思いで書かれた本書を一気に読了。
私には、先に旅立たれた先輩たちの心の慟哭が聞こえます。
「君たちの手で日本の将来を背負う若者たちに、後世に真実を
伝えてくれ。私たちの子や孫、子孫たちが、誇りある民族として
世界に貢献できるようになるために」。
孫たちが将来、自分たちの国を蔑み、そんな国にしか導け
なかった私たちを恨むとしたら、死んでも死にきれません。
戦後のGHQの教育改革によって正しい歴史を知らない
現役世代と、これからの21世紀を創っていく若者たちに
向けて、歴史の真実を伝えようとした内容で、熱い思いが
ビシビシと伝わってくる。
現在、田母神元空爆長発言で、「歴史の真実」を語ったことが
問題になっているが、
・前野氏の戦争体験者の世代
・現在メディアの論調を決めている50-60代の団塊世代
・20-40代のこれから日本を担う世代
で歴史認識が全く違うということが浮き彫りになったような
気がする。
友人がブログで分析 しているが、エスタブリッシュなメディア
の論調に対し、20-40代は冷めて見ているというのが、変化の兆し
のように思える。
前野氏の世代もこの変化を感じてくれれば、本書を世に問うて
まで、歴史の真実を伝えようとしている気持ちも少しはおさまる
のでないだろうか。
ちなみに田母神氏の論文は全部読んだが、大筋で正しい主張
をしていると思う。
「現在メディアの論調を決めている50-60代の団塊世代」
が作るメディアにミスリードされないように、我々世代は
メディアリテラシーを高めるのと、歴史を勉強する責任が
あると思う。