文明の衝突と21世紀の日本 (集英社新書)/サミュエル・P. ハンチントン

冷戦後の世界の枠組みを8つの文明圏と定義し、その文明同士

の結束と、その衝突を予見し、21世紀の世界を読み解こうとした                                                    

                                                                           ハンチントン氏のベストセラー「文明の衝突」 を、より日本に                                             

                                                                     

フォーカスした内容。                                                                

                                                                            
ハンチントン氏は、日本を独立した日本文明と定義し、独自の                                    
                                                                             
文明を築いたと言うが、現在はアメリカと台頭する中国とのパワー                                  
                                                                             
バランスの中で、日和見で強いほうに付こうという外交姿勢では                                    
                                                                              
21世紀は到底乗り切れないという警告の書と思える。                                                    
                                                                                 
中国は、「19世紀に失った東アジアの覇権国としての地位を

取り戻すこと」を目指しており、その国家元首は日本に来て

高圧的な姿勢をとりつづけている、と指摘。                                          
                                                                        
孤立した文明である日本が、アメリカと中国との関係を真剣  
                                                                に考えなければ21世紀に日本の独立は有り得ないのではない  
                                                                       
だろうかと恐ろしくなってしまう。

向こう10年程度の日本の政治が、21世紀の日本を決定づけて                                    

                                                                         
しまうような気がするので、今の政治家、官僚などにはしっかり                                   
して欲しい、と思う。