村上 和雄
人生の暗号―あなたを変えるシグナルがある

2度目の村上和雄氏のセミナーに参加できることになり予習のための読んでみた。


村上氏の言葉は一言一言含蓄があり重い。


・環境を変えることは、眠っていたよい遺伝子を目覚めさせる効果がある。このほか人との交流や自然や事物とのふれ合い、出来事への遭遇もそうした効果が期待できる。


・想いを持ったら外に伝える前に、まず自分がその想いを潜在意識に入るくらい真剣に心に刻み込まなければならない。


・人間が考えたり行動したりするほとんど全てに遺伝子は関係しており、遺伝子暗号に書かれていること以外は我々の身に起きない。


・思い込みが大きな仕事をさせる。思い込むと行動のエネルギーを引き出せる。研究現場では主観的な思い込みが大きな力を発揮することが多い。


・過去に類例のない仕事、大きな仕事を成し遂げようとするときは、客観性や論理性よりも常識からはみ出した主観性や閑静、情熱を重視する。


・潜在意識を引き出す方法

 実現を願ってひたすら心に念じると潜在意識に刻印され、自然にその目的に近づく行動をとるようになる。その力はとてつもなく大きい。


・潜在意識に働きかけるとは実は遺伝子に働きかけること。心をコントロールすることで眠れる遺伝子を起こし、起きている困った遺伝子を眠らせることが出来る。


・ストレスは必ずしもマイナスに作用するとは限らない。深い悲しみを経験することで眠っていたよい遺伝子を目覚めさせることが出来る。


・感動は遺伝子ONの有力な材料である。


・よい遺伝子を目覚めさせるには、あらゆることにプラス思考で取り組むことが大きなポイントである。


・ピンチになたらこう思え。「あきらめないで1つ、2つ自分でやれば、あとの8つ、9つはサムシング・グレートが応援してくれる。」


・人は自分で枠をこしらえて「出来ない」と思っていることのほうが圧倒的に多い。これが限界意識である。しかし自分が持つ限界意識は決して限界ではない。一人の人間の持つ潜在能力の可能性はほとんど無限と言ってよいからである。


・人間と猿とは遺伝子の97%が共通している。しかし猿と人間の間には天と地ほど開きがある。この開きじはサムシング・グレートの意図としか思えない。


・科学は「どのようにして?」という問いに答えることは出来るが「なぜか?」あるいは「何のために?」という問いかけには答えられない。

・西洋科学のはじまりは神学である。自然の成り立ちや生命の謎を探ることで、神の偉業を称えるためのものであった。


・子供の時代に、「そういうものなのだ」という形で物事を判断するのは、それが正しいことである場合には、とてもよい教育効果を発揮する。


・最新のコンピューターに「どんな人間が最後に生き残るか」を推測させたところ、「力の強い人、自分のことを優先させて考える人、競争に勝ち抜いて行く人」などという予想を裏切って「譲る心を持った人」という回答が出て来た。「他人のためを第一に考える人が結局報われることに。


・人の心は「他人のため」に献身的に努力しているとき理想的な状態で働き、眠っていたよい遺伝子がONになる。


・ガイヤ仮説-地球そのものが、生きているひとつの大きな生命体であり、進化を遂げてきたとする学説。


・個々の細胞は常に全体に奉仕する形で働いている。そして全体は個々の細胞が生きられるようにコントロールしている。また個々の細胞間でも助け合いや分かち合いが行われている。その姿は自然の世界の理想的なあり方をそのまま体言している。


・目に見えるものだけでなく。目に見えないものの存在や働きを察知する能力を養う必要がある。


羅列になってしまったが備忘録のためにメモしておこう。


今回も勇気が出て来た。