※この記事は振り返りです。現在ではありません。






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………

遠くで私の名前を呼ぶ声で目を覚ましました。
目を開けると、マスクをした看護師さん、父、母、弟、彼さんが私の顔を覗き込んで、口々に私の名前を呼んでいる。…ウケる(^^)。みんな神妙な顔して、どしたの?
……あ。
私、手術したんだった。
目を覚ましたってことは成功したんだね。今いったい何時なんだろう?

そのまままた寝てしまいました。

次に目を覚ました時は、寒くて寒くてガチガチ震えていました。とにかく寒い。
看護師さんが電気毛布をかけてくれて、少しマシになりまたおねんね…。

……砂漠かっ!!(# ゜Д゜)
口の中がカラッカラで、死ぬー!と思い目が覚めました。
「み、みず…」と声にして気付いた。酸素マスクしてるじゃあーりせんか!
「みず…みず…」
近くにいた看護師さんが、酸素マスクをずらして濡らした脱脂綿を口に塗ってくれました。…が。
…全然足りねぇー!!(# ゜Д゜)

その後はウトウトと喉の渇きとの戦いでした。
どのくらい時間が経って、ここがどこなのかも分からず。
時々、母が濡らした脱脂綿を口に塗ってくれるのだけが頼りでした。

意識がハッキリしてくるにつれ、口には酸素マスク、体は管だらけ、脚には謎のプシューップシューッと音がする何かを装着させられているのを理解しました。
右の二の腕の1ヶ所、右太ももの1ヶ所、右の踵、右足の甲、が環状に痺れていて痛くて、それがとにかく不快でした。
手術した部分の痛みは、この時はまだ感じていませんでした。

とにかく喉が乾いて乾いて、でも明日になるまで飲水はできないことを知って絶望したのを覚えています。
手術は成功したけど、喉乾いて死ぬんしちゃうか。マジでそう思いました(笑)。


手術後覚えているのはこのくらいしかない~!笑