『神保町で買った均一本』

電車に乗る前に神保町の古書店に寄って

均一棚の文庫本を買いました。

１冊１００円で時間をつぶせるので安い買

い物です。

文庫本を開くと「まったくこのインフレには

ほとほと手を焼きますよ」という文字が目

に飛び込んできました。

今の世の中から見ればインフレという言葉

は何ともなつかしいです。

文庫本が発行された当時は、インフレに

悩んで、毎日嘆いていたものです。

その当時のことをすっかり忘れて、インフ

レを待望している自分がいます。

デフレになれば、インフレをなつかしみ、

インフレになれば、その逆を望むと、全く

かってなものです。

金や銅、コーヒーが値上がり、アラブ諸国

が政情不安で、大昔のオイルショックが

目の前に来て・・・と買った文庫本とそっくり

の状態になりつつあります。

東京発都心不動産屋キラ通信