3月のNHK東京落語会
昨夜は虎ノ門のNHK東京落語会に行っ
てきました。
半年ごとに会員の募集をして、4月から
次の半年が始まります。
半年間は、席が固定されます。
私は、少しでも前で観たいと、席の移動
の希望を出しました。割り当てられた席
は、3月までの席より2列前の席でした。
2列前に成れたのは良いのですが、左
はじの、壁ぎわの一番悪い席でした。
前の人が、いやがって転出希望を出した
ため割り当てられたもの、と思われます。
これ以上悪い席はない、といった程悪い
席ですから、半年後には、それ以上前の
席を希望しようと、思います。
昨夜の、噺では、「片棒」をやった三遊亭
笑遊(しょうゆう)が光っていました。
商家のオーナーが3人の息子の誰に家督
を継がせるか迷い、自分の葬式をどのよ
うに取り仕切るか質問をして、3人の息子
が、それに答える、というおなじみの噺で
す。
上の2人の息子が、親父の葬式をはでに
行います、といって内容を説明するのです
が、そのはでさ加減を、笑遊は、熱演しま
した。
何百回も「片棒」を聞いてきましたが、笑遊
ほどの熱演は、初めてでした。心から笑え
ました。
それにひきかえ、中入り後の2人、桂平
治の「長屋の花見」と橘家圓蔵 の「品川
心中」みたいな噺は、ひどいできでした。
昔は、圓蔵の芸風のファンでしたが、最近
の圓蔵は、ひどすぎます。