娘からみた 作家 城山三郎
昨日は、仕事の合い間に、2007年3月
に亡くなった作家 城山三郎さんの娘
井上 紀子さんの講演会に行ってきまし
た。
場所は、丸の内のサピアタワーの10階
にある甲南大学ネットワークキャンパス
でした。
講演の演題は「娘からみた 作家 城
山三郎の素顔」でした。
1月にTBSテレビで城山三郎さんの
「そうか、もう君はいないのか」が放映
され、田村正和の主演で好評だった、
と聞いています。
城山三郎の娘 井上 紀子さんは「父
を田村正和さん、娘の私の役を檀れい
さんがやって 恐縮しました」と言って
皆を笑わせました。
娘さんで無ければ分からないエピソード
もいくつかあり、城山三郎さんの人柄が
しのばれました。
その中でも、私の印象に残ったのは、
愛知学芸大学の先生をしていた頃、
城山さんは、急行で4時間半もかけて
茅ケ崎から岡崎に通勤していたが、
資料や本を読める貴重な時間と考えてい
たこと。そして城山さんにとっては通勤時間
が長ければ長いほど良かったということで
した。
もう1つは、ゴルフをやる人をけなしていた
城山さんが、医者から健康のためゴルフを
勧められ始めたところ、ゴルフの良さに目
ざめて主張を180度転換した、という所
でした。
この3月22日に城山 三郎さんの三周忌
を迎えます。