ピティナ弘前支部主催のセミナー《音楽性を育てるためのピアノ連弾からのアプローチ》を受講してきました。
ピアノDUOドゥオールの藤井先生、白水先生による連弾の極意の伝授、そしてドゥオールの演奏を間近で聴くことが出来るという、とても贅沢なセミナーでした。
オーケストラの楽器全ての音域を発音することができるピアノは、楽器の王様!と言われておりますが、2人で演奏することで、よりオーケストラの演奏に近づくことができ、演奏の幅も広がる。
ドゥオールの演奏は、その広がった幅を活かすために不可欠なのが音色の多彩さであることを納得させる、説得力のある演奏でした!
特に『動物の謝肉祭』『モルダウ』は、イマジネーションを掻き立てられる素晴らしい演奏でした
色彩豊かで、お二人がまるで違った楽器で演奏しているかのように感じる演奏でした。
フレーズ
拍感
拍子の意識
ハーモニーを感じる
ベースを鳴らす
ベースで音楽を支える
調性を感じる
たくさんある音のなかのどの音を鳴らすかを考え、音楽を立体的に創っていく
音楽づくりに大切なことや基本はソロもDUOも一緒ではありますが、これらのことを二人で行うことで世界観が広がり、違った世界が見えてくること、そして二人で音楽を創り上げていく喜びを、言葉だけでなく演奏からもお伝えいただきました。
今回のセミナーで学んだ連弾の極意
各パートの役割を自覚する
本場直前までテンポを確認
相手の音をよく聴く
『目』と『タクト』
セコンドの『うた』にプリモが寄り添う
そして、藤井先生曰く
「パートナーを信用しすぎない」(笑)
お話がとっても楽しく、あっという間の2時間でした。
連弾作品は、ブラームスも、シューベルトも…作曲家たちの「誰かと一緒に弾きたい」という思いで作られてる
という言葉が心に残りました。
みなさんの、一緒にピアノを弾きたい人は誰ですか?