書けなかった

父が永遠の眠りについた…。
私は、娘なのに母よりも父と意見が合い、本当に父のすねがかじってなくなっちゃうくらい甘えさせていただきました。すこしは親孝行らしいこと、できたのかな…ありがとうって言ってくれて、感謝するのは私のほうだよ…。いつも大きな存在で、いつからか、あなたに似た人を好きになり、あなたの娘として生まれたことを誇りに思う。まだ「ただいま～」ってバイクで帰って、ヘルメットをゴロンって玄関に転がして入ってきそうで……
もっといろんなこと教えてもらわなきゃいけなかったのに。早すぎるよ…。

今年、六義園の桜をあなたは空から見るのでしょうか…？去年、あの垂れ桜を見に行った時、また来年、その次も一緒にって思ってました。これから先、お母さんと二人で見に行くから、お父さんも空から一緒にみようね。あなたの最期は本当にかっこよかったです。自分の力だけで呼吸し、自分の力だけで鼓動していたあなたの心臓。人間の生きざまを見せつけられた気がしています。家で家族に看取られる、これが本当の姿なんだと思いました。チューブにつながれ、機械に囲まれるより、みんなに囲まれ、手を握って