ピアノ連弾の本番がありました。

本番前に少し合わせ練習をして、そのまま本番へ。

ところが、本番になってあれ?思うことがありました。

実は、練習の時と本番とで、譜めくりのタイミングが変わったのです。

練習では2ページ目から3ページ目へめくる配置でしたが、本番では楽譜の並べ方が変わり、3ページ目から4ページ目でめくる形になりました。

たったそれだけの違い!

でも、弾いていると脳が、あれ?ここでめくるはずなのにと一瞬戸惑うのです。

もちろんミスをしたわけではありません。

それでもほんの少し弾きにくさを感じました。

その時、人間の脳って面白いなと思いました。

私たちは曲を覚えているようでいて、実はどのページで、どこを見て、どんな動きで弾いていたか、という動作まで、セットで記憶しているのかな。

だから、その景色が少し変わるだけで、何か違うと感じてしまう。

これはピアノだけではありません。


スマートフォンのアプリの配置が変わると、いつもの場所に指が伸びます。

人は思っている以上に、習慣やいつもの流れに助けられて生きているのだなーって思いました。

だからこそ、本番に向けた練習では、できるだけ本番と同じ環境を作ることが大切なのだと改めて感じました。

楽譜の置き方や椅子の高さ、足台の位置…。

ほんの小さなことのようでいて、演奏する脳にとっては、とても大切な情報なのです。

今日の出来事から、演奏とは指の練習だけではなく、脳の準備でもあるのだと、改めて実感しました。