第6走者 博多 12:15発 のぞみ 28号 東京行 N700S
ラーメンを堪能する時間を削ってまで乗り込んだのはN700S。東海道・山陽新幹線内では最新の車両です。2020年にデビューしてまだまだ増備の途中と言った感じで、最大派閥のAと比べると本数が少ないです。
パッと見はN700Aとそこまで大きな変化はありませんが、主変換装置、主変圧器の小型化・軽量化によって床下機器の配置パターンを簡略化することでAと比べて編成の組み直しがしやすくなり、用途に応じて両数を柔軟に変えることができるようになりました。今後、8両編成化や海外への車両輸出をする際にこの構造は活躍するものと思われます。
また、1ユニットにつき2つ自走用バッテリーを保有しており、停電時でもある程度の走行は可能となっています。少し前にN700Aが掛川~静岡間で走行不能になるトラブルに見舞われましたが、もしこれがN700Sだったら静岡まで退避できていたのかも知れませんね。
特筆すべき点はやはり普通車にも全席コンセントが設けられたことでしょうか。東海道・山陽新幹線区間ではグリーン車以外は窓側にしかコンセントがありませんでしたが、Sであれば電源確保に伴う座席選びの制約からも解放されることになりました。私もこの仕様は気に入っていて東京に行く時はN700Sを狙って乗っています。
小倉 12:30着。
あのままN700Sで新大阪まで戻ってもよかったのですが、どうしても気になっていた座席があったので後続のさくら号に乗り換えます。
第7走者 小倉 12:39発 さくら 552号 新大阪行 N700系7000番台
今度はS1、西のトップナンバー。
さくら547号のところでレールスターのコンパートメントに代わる設備があると書きましたが、新大阪まではそれを使います。
6号車の新大阪寄りにある半室グリーン車!
オーシャンアロー同様WESTERポイントを生贄にして特別に確保しました。普通指定席ですら快適な車両でそれを凌駕する座席、気になってたんですよねw
可動式枕、レッグレストはノーマルN700にはない設備。唐草模様のカーペットとモケット、暗い木目のボードが快適で落ち着きのある空間を演出します。
最低でも3人必要な代わりにグリーン料金不要であるレールスターのコンパートメントと1人利用可な代わりに重課金(今回はポイントで踏み倒し)のグリーン車...。どちらがいいと考えるかは人次第。
背面を倒して枕の位置を合わせ、レッグレスト全開で靴を脱いで足はフットレストに。ほぼ仰向け状態。これは人をダメにする座席だw グランクラスやプレミアムグリーンを除けばこれに勝る座席はほぼないと思います。フットレストとレッグレストは大抵どちらかしかないイメージ。
しこたま寛いで新大阪に帰還。これにて新幹線は全車両制覇...
....と思っていたのか。
ここまで乗ってきたのはあくまでも山陽新幹線。今回は西日本の新幹線に全て乗るなのでまだヤツが残っています。
ということで...
その5へつづく。