ハロプロを好きになったきっかけを書いておきますね。
2011年冬のことでした。
震災に端を発したドタバタがひと息ついたのも束の間、夏から秋にかけ公私ともに環境の大きな変化がありました。詳細は割愛しますが、深夜に帰宅してもテレビをつけ布団に飛び込むのがやっと。今振り返っても、当時の自分は心身ともに疲労しきっていたと思います。
深夜のテレビ画面をぼーっと眺めているだけの自分。
そんな時に目にした番組が「数学女子学園」でした。
――道重さゆみは好きだよ。
アイドルヲタ感ゼロだった当時の自分が、唯一好きだったアイドル、道重さゆみ。
ナルシストキャラで彼女が叩かれていた時も、自由闊達に(見えた)強気なトークを展開する彼女のバイタリティーに惹かれたのでしょう。
事あるごとに道重好きを周囲に語っていました。
もともとモーニング娘。世代ですしね。
とはいえモーニング娘。本体に興味を持つことはなかった自分が、深夜に鳴り響く「ぴょこぴょこウルトラ」に首ったけになったのはなぜか。
「馬鹿らしい」
いや、番組がじゃなくてですよ!
いやいや、番組も相当馬鹿らしいんですけど、むしろそのバカバカしさに笑えたんです。
自分が悩んでいることに。
当然、それなりの理由で悩みを抱えていましたし、今でも当時の心境を思うと頭を抱えます。
でも、小さくまとまってるなぁ、俺…と。
同じ悩むにしても、もっと悠然とした姿で悩もうじゃないか、俺…と。
そういうふうに、「数学女子学園」でミニスカひらひらさせながら熱演するさゆれなを見て思ったんです。
さゆれな以外誰もわかりませんでした。
ガキさんとももちはわかりましたね。
でも矢島さんも鞘師も知らないし、いわんや3バカ(モンティホール問題)なんて知る由もなく。
しばらくして、モーニング娘。のオフィシャルサイトを見て愕然とするわけです。
「誰もわからねぇ…」と。