こんなタイトルで、コンサートツアーを行っている
及川浩治さんのピアノリサイタルに行って来ました。
以前、及川さんのコンサートでアンコールに
リストのハンガリー狂詩曲の演奏され、アンコールというのに
すごい迫力での演奏が忘れられず、
オール・リスト・プログラムという内容に期待を込めての
コンサートでした。
プログラムは・・・
【前半】
婚礼
ラ・カンパネラ
ペトラルカのソネット(第47.104.123番)
愛の夢 第3番
献呈(シューマン/リスト編曲)
メフィスト・ワルツ 第1番
【後半】
イゾルデの愛の死
(「トリスタンとイゾルデ」よりワーグナー/リスト編曲)
ピアノ・ソナタ ロ短調
アンコール
ノクターン 遺作 ♪ショパン♪
今回のコンサートは及川さん自身の語りがありました。
演奏者にとって、語りをはさむのは大変なことだと思いますが
曲の背景などが、よく分かりメリハリのあるコンサートで
とても良かったと思います。
演奏の方は、さすが及川さん。
リストの曲を、抜群のテクニックに弾きこなしていて
スゴイ!って感じ。
ラ・カンパネラをあれだけのテンポで最後まで
ミス無く聞かす演奏で、まず聴衆を引き込ませた感じでした。
圧巻だったのが、前半の最後の曲
メフィスト・ワルツでした。
ピアノ全体をガンガンに響かせて、弾きこなしている演奏には
驚かされた!って感じ。
あれだけの演奏を聞くと、
自分が弾いてみたいなんて、とても思えない1曲でした。
コンサートのシメの曲は、リスト唯一のソナタ曲。
4楽章形式ですが、他の一般的なソナタと違い
楽章と楽章の間に、時間を置くことなく
1楽章から4楽章まで一気に演奏される曲。
初めてコンサートで聞いたのですが、
迫力ある演奏に、コンサートに来て良かった!と思わせる演奏でした。
及川さんの情熱的な演奏に、つきものの(!?)うなり声も
かなり激しく聞かれました。
それだけ曲に入り込んだ、演奏だったんだと思います。
アンコールは、なぜかショパンの曲でしたが
静かに幕がおりたコンサートでした。
コンサートが終わり、しばらくは興奮冷めやらず状態でした。
あれだけの迫力と演奏者との空間は、
コンサートならではだと感じました。
ステキな演奏、ありがとうございました♪