【練習しなくても弾けるようになるなら、世界中の人みんなピアノ弾けるよ】

 

これはレッスンで、私がよく子どもたちに言う言葉です。

 

ピアノはやっぱり、おうちでの練習によって上達のスピードが大きく変わる習い事です。
 

レッスンは、練習してきたことをもとに、その上に積み重ねていく形で進んでいきます。

 

だから、上達を目指していくのであれば、どうしてもおうちでの練習と、保護者の方の声かけや時間の確保などのご協力が必要になってきます。

 

でもその一方で、練習がなかなかできない子もいます。
 

他の習い事が忙しかったり、家庭の生活リズムがあったり、子どもの性格もそれぞれ違います。

 

私は、練習してこないことをずっと注意し続けるよりも、思い切ってレッスンの方向を変えて、レッスンの中でできることを積み重ねていく形にした方が、結果的に力がついていると感じることもあります。

 

大切なのは、「やってこなかったことを注意すること」よりも、「その子に合ったやり方で力をつけていくこと」だと思うようになりました。

 

【どの方向で進むかを一緒に決めたい】

 

宿題をやってきて、どんどん弾けるようになっていく道。
 

宿題はなしで、レッスンの時間を中心に音楽を楽しみながら続けていく道。

 

どちらが良い・悪いではなく、それぞれに良さがあります。
 

ただ、進む道が違うと、レッスンの内容や進み方は大きく変わります。

 

ここが、先生とご家庭でズレてしまうと、先生は「練習してきてほしい」と思っている、

 

ご家庭は「楽しく通えればいい」と思っている、というすれ違いが起きてしまいます。

 

実は、このすれ違いが一番もったいないことだと思っています。

 

とはいえ、「今、方向を決めてください」と言われても、子どもがこれからどうなっていくか分からないし、そこまで決められない、というお気持ちもとてもよく分かります。

 

なので、一度決めたらずっとそのまま、ということではなく、


その時その時のお子さまの様子を見ながら、「今はこういう状態だから、こういう進め方はどうですか?」というご提案やアドバイスは、先生としてきちんとしていきたいと思っていますし、それも私の役目だと思っています。

 

だからこそ、ただ教室に預けるだけではなく、


「ピアノに何を求めるか」
「どんな力をつけてほしいと思っているか」


ということを、ぜひ教えていただけると嬉しいです。

 

それが分かることで、レッスンの内容や声かけも変わり、同じ時間でも、より意味のある、充実したレッスンにしていくことができると思っています。

 

練習をしてどんどん上達していくのも、素晴らしいこと。


ゆっくりでも、音楽を好きな気持ちを育てながら続けていくのも、とても素敵なこと。

 

どちらの道でも、その子にとって意味のある時間になるように、一緒に考えていけたらと思っています。

 

せっかく私の教室を選んでいただいたのだから、私にできることを精一杯レッスンしていきたいと思っています!!