台風接近中の不穏な天気がささやかれる中、佐渡裕芸術監督プロデュースオペラ2018 カール・マリア・フォン・ウェーバーの「魔弾の射手 」を観に兵庫県立芸術文化センターへ。
私のお目当てはエンヒェン役の小林沙羅ちゃん❣️井上道義(指揮)✖️野田秀樹(演出)のモーツァルトのフィガロの結婚 スザ女役での素敵な歌声を聞いて以来のファン。(だったかな。)兎に角コケティッシュな役がはまり役。出てくるだけで舞台が明るくなる。ほんとにかわいい。演技がうまい。勿論声もいい。また会えて嬉しい(*^^*)あっ、でももうお母さんなのですよね。
あらすじをプログラムで開幕直前に読んで予習。後は日本語字幕に頼るのみ。かぶりつきの座席。
讚美歌(主よ御手もてひかせたまえ)から始まったのには不意打ちを食らって思わず涙💧これは祈り。
(主よ御手もて 引かせたまうえ
ただわが主の 道を歩まん
いかに暗く 険しくとも
御旨ならば われいとわじ)
讚美歌が先かこの旋律を讚美歌にしたのか?
終演後、配られていた記事をじっくり読んでみた。(始まる前が良かったかも)
マックス役のトリステン・ケールさんはヘルデンテナーとして名を馳せているとか。もともとオーボエをやっていて初めてオケで演奏したオペラが「魔弾の射手」、そして声楽に転向してオペラ歌手になろうとして取り組んだ初めてのドイツオペラが「魔弾の射手」。この役はテナーなのにほとんどの歌がキーが低いそうな。確かにスランプ中の元気のない人の役だから、敢えて出しにくい低い音にしたのかな。この方声楽に転向した時はバリトンだったとか。
アガーテ役のジェシカ・ミューアヘッドさんはよくとおるソプラノ。
カスパー役の高田智宏さんは佐渡オペラでお馴染み✨
悪魔にそそのかされて魂を売り飛ばし、さらにマックスをもそこに引き込もうとする悪~い役。声色が語っていました。
高田智宏さん、小森輝彦さん、ベルント・ホフマンさんは宮廷歌手という称号が与えられているそう。
そしてひょうごプロデュースオペラ合唱団の合唱もとても素敵でした。プログラムによればソプラノ12名、アルト12名、テノール17名、バス18名。バスがしっかり支えていてバランスがいい。
「狩人の合唱」 有名な曲で何で知っているのかな~と思ったら、教科書に載っていたらしい。
兵庫芸術文化センター管弦楽団は安定の上手さ。チェロよかった~🎶ホルンも~🎶
なんとか字幕で台詞も歌詞も理解できてよかった!これは日本語訳が自然で分かりやすかったということかと。字幕翻訳の森島英子さんに感謝。なにより演出が正統派だったことが大きいですね。ミヒャエル・テンメさんにも感謝。
そうそう、皆既月蝕の夜、魔弾の鋳造がされるというすじ。実はこの公演期間中に本物の皆既月蝕が!
おどろおどろしい悪魔ザミエル出現の演出は夏の日のお化け屋敷?ザミエルという名前はユダヤ教の預言者に由来し、ユダヤ人男性のファーストネームによく見られるとか。
そのためユダヤ人を悪魔と見なした作品として「魔弾の射手」が賞賛されたという過去もあるとか。
午前中に見たユダヤ人撲滅を図ったナチスに抵抗した映画「ヒトラーを欺いた黄色い星」に戻ってきた!!!


