そんなこんなで年越しを迎えたわけですが

まだ先生に卵巣のみとるのか、一緒に子宮もとるのかの返事はしていないものの

心はやっぱり卵巣のみの手術にしようとほぼほぼ決まっていました。

 

年齢もあり、これから妊娠を希望しているわけではありませんが

特に生理が重かったり、量が多かったりという症状もなかったので

子宮をとる必要をあまり感じなかったのが一番です。

 

コロナ禍でストレスや運動不足なのは間違いなかったので

運動したり、ストレスをためないようにしたり、冷え性なので

お風呂にゆっくり使ったり、時々よもぎ蒸しパットをつかったりと

日々の生活を改善していけば閉経までこのままいけるとそう思っていました。

 

なので年明け手術してもらう病院に行く前に婦人科の先生には

卵巣摘出のみの手術にしますとお伝えして紹介状をいただき

いよいよ手術していただく病院へと向かいました。

 

 

 

紹介していただいた先生は有名な先生だそうで

婦人科を紹介してくれた友人もその先生に数年前に子宮筋腫の手術を

してもらっていました。

その友人からとにかく待ち時間が長いから本とか必須でと聞いていたので

本持参で覚悟して向かいました。

 

それにしても長い…長すぎた……

 

結局診察含め6時間病院にいました。。。

 

そこで先生に再度卵巣のみの手術を考えていますとのお話をすると

先生から言われた言葉が

「筋腫は今は小さくて症状はないかもしれないけれど

 閉経までこのままの状態でいくとは考えにくいです

 (それは前の婦人科の先生も同じことをおっしゃっていました)

 それからこの筋腫(MRI画像指さして)ちょっと見え方が気になります

 可能性は低いけれど肉腫の可能性もあります。」

 

えっ肉腫?肉腫て何だろう…

指さされたのは自分の中で全く気にしていなかった一番小さい筋腫でした。

 

ここでまた決まったはずの心が迷い始めました。

婦人科の先生も手術をしてくれる先生もどちらも子宮を一緒に摘出したほうが

いいということはそうなのかもしれない。

 

ちょっとそこで慌ててしまってきちんと覚えていませんが

チョコレート嚢腫の左卵巣のみの手術でも子宮を一緒に摘出しても

腹腔鏡での手術で、入院の日数も変わらないということや

おなかにあける穴の数や手術時間もそんなにかわりません。

もし肉腫だった場合でも手術してみなければはっきり言えないけれど

子宮を摘出してしまえばその後の追加治療はないのではないかなど

私の質問に答えていただいたと思います。

 

でもやっぱりそこですぐに返事はできませんでした。

 

また次の受診まで考えていいということでしたので

その日はあと子宮体癌の検査をして、返事はせずに帰宅しました。

 

そしてネットで検索します。肉腫のこと、子宮筋腫や子宮摘出のこと。

私のように発見して数年は症状がなくてもまた数年していくうちに

ひどい症状が出てきた方がたくさんいて

また50歳すぎても全然閉経しないかたもいらっしゃいました。

すこし楽観的に考えすぎていたのかもしれません。

そして何よりもし肉腫であれば放置したことを絶対に後悔すると思いました。

子宮をとってしまう不安よりも肉腫を放置してしまうかもしれない

不安の方がずっと大きかったです。


 

そして決めました。

可能性は低くても、万が一でも肉腫の可能性があるのであれば

子宮をとろう。

 

まだまだこれから元気でいるためにも子宮もとろうと決めました。