畳100枚分の大きさの凧を揚げる様子がニュースで放送されていた。

 

「実際はもっと小さいんだべな」と爺が言う。

 

高い場所にあるから小さく見えるが、

 

「畳100枚」と大きさを明言しているではないか。

 

私の反論に対して、

 

「だいたい大きいもののことを喩えてそう言うべ」と言うが、

 

そうではない。

 

 

翌日職場で食べる昼食を、仕事帰りにコンビニで購入し、

 

冷蔵庫に入れておいたのを見て、

 

なんとなくの雰囲気で、

 

パスタを「蕎麦か?」ドリアを「わっぱ飯か?」と言ったのは、

 

年寄りらしくて嫌いじゃない。

 

 

「そこの道の駅、できてもう20年になるんだってな!

 今度イベントがあるらしい」

 

「そこ」と言えば、我が家の最寄りの道の駅は一つ。

 

そこって、こないだできたばかりじゃないか!

 

しばらく後、「2周年」とニュースで見た。

 

20年と2周年、聞き間違えるのは分からなくないが、

 

いくら時の流れの体感が速いとはいえ、

 

20年経ったと信じられる感覚はおかしい。

 

 

トイレットペーパーがなくなる前に、

 

新しいものを出してくれるのは親切な配慮だが、

 

なくなる前に慌てて取り替えすぎて、

 

残り少ないものを自分で使おうとしているのが、

 

追いつかないのはどうかと思う。

 

(ホテルの従業員用トイレが客室から回収したものにより、こうなっているらしい)

 

 

会社の新人の話をしていたら、

 

爺が「でぶ110番の…」と言い出し、突然何かと思った。

 

推測し、問いただし、検索した結果、

 

「刑事110キロ」という、

 

ホンジャマカの石塚さんが出ているドラマが再放送されていて、

 

彼が新米刑事の役で…という話を新人繋がりでしたかったらしい。