上司の娘さんが結婚するらしい。
社内の予定を打ち合わせていて、
「その日は娘の披露宴で…」と呟いたので発覚した。
それを聞いた嘱託のオジサンが開口一番。
「うわぁ、お爺ちゃん!孫守り大変だ」
瞬間、不快感が湧いた。
一昔前までは、結婚=赤ちゃんが当たり前だったかもしれないが、
それは違う。勝手に飛躍しすぎだと思う。
*
職場ビルを出て、駐車場までの帰り道。
すぐ前に、たまたま居合わせた男女が歩いている。
会話までは聞こうとしないが、
耳に入る口調や語尾は、明らかに女性が年上な雰囲気だった。
でもこの後ろ姿…。
女性はたしか30才位で、男性は別会社の次長のような?
人違いだろうかと思ったが、車に乗るため分かれた時に顔が見えて、
私が想像した人で間違いなかったと分かった。
この女性、新人だった頃、同じ部署だった。
「すみません」が口癖で、こんなに気を遣って疲れないのかな…と、
思ったのを覚えている。
いくつかの異動を経て、いつの間に変わったんだろう。
*
大事な書類(手書き複写)の間違いに気づき、
予備がないので、新しい様式をもらいに行き、書き直した。
間違えていたものは、シュレッダー廃棄した。
書き直して、しばらくして、
間違えたと思ったのが勘違いで、最初のが正しかったと気づいた。
もう嫌だ。
*
上司の席から私のPCは見えない。
位置的に、私の後ろを通ることもない。
なのに、たまたまPCの話をしていた時に、
「猫の着ぐるみの…」と言い出した。
いつ見たんだろう。
壁紙をサメにゃんにしていたのを。