7週を過ぎても(過ぎたとみられる日数がたっても)

 

まだ、心拍は確認できませんでした。

 

大きくなるスピードも遅いようでした。

 

次の週になると

少しずつ出血が始まりました。

 

 

もう、状況は絶望的・・・でした。

 

 

信じていたいし、ずっとおなかにいてほしい

 

だけど、先生は冷静でした。

 

「難しいかもしれない」

 

きちんと、はっきり言いました。

 

そして、

 

「もう次で見えなかったら、手術を考えましょう」

「もう大きくなれないんじゃないかな」

 

と・・・。

 

 

 

 

 

もう、

頭がぐちゃぐちゃでした。

 

 

・・・いや、でも妙に冷静なところもあったりして・・・

 

でもぐちゃぐちゃでした。

 

 

 

またか・・・

 

とか

 

 

どうして、私は、

ほかに体はどこもまったくおかしくないのに

みんなが普通にしていることを

できないのか

 

とか

 

 

 

楽しみにしていたトシさんを

またお父さんにできなかった

 

とか

 

 

父が守ってくれると思ったのに

父もなくしてこんなにすぐ

また亡くすのか

 

とか

 

 

 

まだ、生きているのにどうして

 

 

とか

 

 

なんできちんと

母親になれないの

 

 

とか

 

 

ぐちゃぐちゃぐちゃぐちゃ

 

 

 

でも、

どこかでは

 

 

ああ

 

きっと手術を受けるんだろう

 

と思っていました。