柳川と言えば「柳川鍋」。柳川鍋と言えば「うなぎ」だと思っていたら、夫は「どじょうだろ」。
どっちが本当?
スマホで検索したり観光ガイドを読んだりしたけど、媒体によって諸説ある。うなぎが高かったからどじょうで代替するうちにどじょうが勘違いされるようになった、なんていう説も。
地元の人に聞くのが早いということで、観光マップに載っているお店に電話。
「そちらではどじょうを食べられますか?」「はぁ?うちはうなぎだけです」……。ちょっと怒り気味。プライドを傷つけてしまったのだろうか?
店のほとんどが「うなぎのせいろ蒸し」を出していて、どじょうを食べられる店は1軒のみしか見つけることができなかった。
結局、柳川鍋って何?っていう疑問は解けないまま、とりあえず「うなぎのせいろ蒸し」を食べることにしました。
なんとなく行ったお店は、行列が出来るほど繁盛していた。路地にあるお店なのですが、通りまで香ばしさが届いてきた。1つ1つ蒸しているせいか、注文してからも結構待ったかな。
そして出てきたのが、これ。

おいし~い!
見た目は、ご飯にタレがしみこみ過ぎて濃そうだけど、意外とあっさり。今まで食べたうなぎで一番おいしい。お腹もいっぱいに。その日は大満足。
そう、“食べたその日”は食べたことへの大満足でご機嫌でしたが、翌日以降、再び「柳川鍋」のもやもやが。どうしても「柳川鍋」と言われるものを食べてみたい!
そこで、数日後に再び柳川市へ向かい、「柳川鍋」というメニューがある店に入りました。頼んで出てきたのは、どじょう入り卵とじ。夫のイメージ通りだそう。お値段はうなぎの半額以下。恐る恐る口にすると、味はなかなか。どじょうの身もしっかり。

次に柳川行ったら、「ランチはどじょう、ディナーはうなぎ」なんていう贅沢をしたいな。