昨日私の父が亡くなり、お通夜が6月16日、葬儀が6月17日と決まった。


6月17日は主人の退院の日だ。


こんなことあるだろうか?

退院と葬儀が重なるなんて。


私は主人を葬儀に連れて行く気はなかった。

しかし、長女は「おじいちゃんの葬儀に連れて行かなあかんし、退院を早めてもらえるか病院にきいてみたら?」と言う。


主人を葬儀に連れて行くの❓

車椅子で大丈夫❓

泊まりになるよ❓

私の心の中の叫び😱


病院にきいてみると、これまでなかった異例なこととし、6月16日の退院を許可してもらった。


父は主人が脳出血で入院したことを、とても心配していた。

その父が主人の退院間近になって、亡くなるとは。。。


主人に会いたかったのだろうか?

主人を連れて行こう

私の気持ちが変わった。


葬儀場に着き、母と会った瞬間に車椅子に乗ってる主人は号泣した。


父は満88歳、数え年では90歳である。

入退院を何十回も繰り返し、注射嫌いの父が約3年もの間透析をした。

やっと、透析から解放される

私は悲しさよりも、安堵の方が強かった。

お花が好きだった父の祭壇には、バラと胡蝶蘭で溢れていた。


母、兄夫婦、私達夫婦、孫夫婦、孫、ひ孫全員が集まり、父の旅立ちを見送った。


昨年の88歳の誕生日には、兄弟の家族が集まり米寿のお祝いをかに道楽でした。

こんなふうに集まるのは初めてで、両親共にとても喜んでいた。


私は父に対して、自分なりに精一杯の親孝行をしてきた。

実家は自宅から電車で1時間半かかる。

入院すれば、面会にいき、退院となれば、迎えにいく。

お彼岸、お盆、お正月前には、お墓掃除に行き、実家に立ち寄る。

大好きなビールを高齢の母が買いに行くのは大変だと思い、1日3本飲む父のために毎月4ケースを5年間送り続けた。

また、誕生日、父の日、お盆、お正月には必ず現金一万円を。これで好きなものを買ってもらうためだ。

これは私が結婚してから30年続けたことである。

父は晩年「寂しいからまたきてな」と実家に帰るたびに言った。

正直なところ、交通費が半端なくかかる。

毎月ビール🍺を送るだけでも1万以上。

フルタイムで仕事してる私も休みの日は、ゆっくりしたい。

それでも、父から「焼肉を食べに連れて言って欲しい」と電話がくれば、長女の運転で一緒に行った。

美味しそうに食べる父。

会計はいつも父だ


孫に会う度に父が決まって言うことは、長女に向かって

いつ結婚するんや

と笑いながら孫と話す父。

何年も言われ続けてる長女もさすがに、嫌になっている。

それでも父から電話がくれば、長女が連れて行ってくれる。私が運転できないからだ。

長女も約5年はこんな風に言われ続けながらも病院や焼肉屋に父を連れて行ってくれた。

後悔したくないという思いで、できる限りのことはしてきたつもりである。


悔いなし‼️‼️

と大声で叫びたい❣️