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遊戯王Lightning sky-C.C


かつてこの世界には「聖杯」が存在した。

それは完成に至らず、世界を滅する最終兵器。
人の心となり、魂を受け止める杯。

しかしそれは数多の願いによって消え去った。

償いは始まる。
大樹の下で、世界の罪を償う物語。

そして、瞬く星は雫を落とす。


 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄


降りゆく雪。降り注ぐ閃光。

この希望が消える前に、この身が焼かれる前に。

魂が燃え尽きる前に。

奇跡の形を残すため、風は鳴(ふ)く。


消失(Vanish)__神話の装甲(Lightning sky)




遊戯王Lightning sky:全145話
遊戯王Lightning sky-A.Vision:全25話
遊戯王Lightning sky-C.C:全25話


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【Prologue】

とある父親の妄執。
復讐を遂げんとしたその魂は、風の少年達に救われた。

世界を壊し、揺るがした未曾有の世界規模の大事件--「世界樹病」と称されるそれは、世界中に罪と罰をばら蒔いた。

大樹の下、償いを誓った青年は涙し、そして全ては終わり始める。

突如現れた「黒き教団」。
邪神の復活を掲げ、未完なる杯を狙う彼らに立ち向かおうと足を踏み出した瞬間---。

そこは銀の世界。降るそれは雪。

真夏の雪、灼熱の冬。


消失は、幕を開けた。








【Character】


◆風雅 遊矢
16歳、「風」のフリューゲルアーツ所持者。
明るく快活、友達も多い。時々冷めた性格が表れるのは、複雑な家庭事情故。
錬金術師との激闘の中、自身の心の闇だった「鏡」と再会を果たし、一つになることで和解。戦いを終え、ヒカルや托都との絆を更に深めていく。
使用デッキは「Ss(スカイソニッカー)」「Zs(ゼアルソニッカー)」。
アーマード - ライトニングスカイアーマード-A.Vision

「約束!絶対に、諦めないことッ!」


◆堰櫂 托都
20歳、「闇」のフリューゲルアーツ所持者。
クールで無口、無愛想だが不器用な性格で実際は天然気質なお人好し。
魂人形・テラとの戦いで遊矢の父と和解、更に夜月という女性との過去に触れ、精神的にも成長し、闇だけではなく光の力をも扱える強さを得た。
使用デッキは「ネクロスフィア」「機械堕天使」。

「刮目せよッ!翼の力に!!」


◆朽祈 ヒカル
17歳、「星」のフリューゲルアーツ所持者。
落ち着いた性格や文武両道な才能で天才と揶揄されるプロデュエリスト。
錬金術師に囚われ、その力を利用される。更に記憶操作され遊矢たちに立ちはだかったが、托都のおかげで正気に戻り、後の戦いで「弱い自分」を克服する。
使用デッキは「カオス・パージ」「ギャラクシー」。
アーマード - クロスメサイアアーマード

「言われたなら仕方ないな。…やるしかないじゃないか」


◆岸岬 狩也
16歳、遊矢の古くからの親友。
冷たく不良のような素行の持ち主、根は友情に熱く仲間思いな性格。
錬金術師との戦いの最中、魂人形に敗北し遊矢にピンチのところを助けられるが、己の不甲斐なさを悔い、遊矢たちに嫉妬するような素振りを見せ始めるが……?
使用デッキは「コスモ」。

「遊矢のようになりたい…遊矢のように……強く…ッ」


◆孤鈴 アミ
16歳、遊矢の幼馴染で恋人(?)
家庭的なお姉さん属性でしっかり者。遊矢をいつも思っており、遊矢の無茶をいつも心配している。

「私、遊矢のこと応援してるから!」


◆高山 慶太
16歳、アミと同じく遊矢の幼馴染。
所謂チャラ男と呼ばれる存在ではあるが、やる時はやる性格で遊矢を助けている。また、学業不振らしい。

「あ、はは…成績…?聞くなよ…」


◆天領 大河
とある豊穣神の生まれ変わり。
正体はトラ。飄々とした態度で遊矢たちをアシストする。以前遊矢によって救われた身である。

「こんな騒がしさもまた、平和故、か」


◆刹那川 雪那
16歳、遊矢と狩也の幼馴染。
狩也の恋人。お嬢様のようにおしとやかで上品。デュエルもまるで妖精のようなデュエルセンスをしている。

「私は、…狩也くんにそのままでいてほしいの…!」


◆七紡 鏡
享年19歳、2年前世界を揺るがした邪神。
冷酷かつ傍若無人、しかしそれも全ては親友・誠のためであり、本当は優しく人を思いやる青年。
錬金術師との戦いではすでに死んでいたが、遊矢の心の闇という存在で現界し遊矢と和解する。
現在は遊矢として一人格が生きている。

「しゃーなし。じゃあ、任された」


◆朽祈 夜月
享年28歳、ヒカルの母方の叔母。
姉御肌の持ち主で大食らい、幼少期の托都を支えた人物でもある。
すでに死亡しているが、托都の記憶には残っているらしく度々記憶の中では現れていたが…?


◆トラヴィス・ハーツ
教団に身を置く青年。
クールかつ落ち着き払った性格だが、行きすぎているのか団員の声をさらりと受け入れてしまう。
以前は父が教祖であったが、その父は狩也に敗れついでに托都から追い討ちをかけられたことで教団から追い出されたため、代わりに教団の長を務めている。

「奇跡は等しく虚像、ソレが一体何するものぞ」


◆心音 クロス
遊矢たちが出会った謎の青年。
おどおどしていてネガティブな印象を受けるが、いざという時はしっかりとした性格をしている。
教団の出身らしく、狩也や托都のことも知っているようだ。

「遊矢は優しい…いいや、君達みんなが優しいんだな」




【Keyword】


◆アーマード
遊矢とヒカルが纏う奇跡の形。
ヒカルは救世神の加護を受けた「クロスメサイアアーマード」、遊矢は人々の願いを奇跡に変えた「ライトニングスカイアーマード-A.Vision」をそれぞれ宿す。
いわば心の力であり、それは強力。かつての戦いでは幾度となくこの奇跡を発現してきた。


◆アーマードコアデュエルディスク
アーマードの負荷を最小限に抑えるため、錬金術師・ルクシアが造り出した二人専用の新型デュエルディスク。
元々はヴェリタスに破壊されたデュエルディスクを造り直すことから始まり、結果的にアーマードの核を内蔵することとなった。


◆混沌の刻印
托都の左腕に刻まれたカオスの証。
錬金術師との戦いで腕ごと裂かれてしまったが、ドン・サウザンドの力で修復された。
これが托都にとってのデュエルディスクであり、攻撃防衛の手段。
以前までと違い、光と闇のバランスが取れているのか、そこまで苦ではなくなったらしい。


◆フリューゲルアーツ
錬金術師・ルクシアが造り上げた三つの決戦用技法を内包した「翼の力」。
理解・分解・再構築の三段階に分かれ、それぞれのフォームで自身の心や記憶を試される。
失敗すれば敵味方を無関係に襲う「暴走」が待ち、対話ができなければそれ以上に力を失ってしまう。


◆黒き教団
半年前に狩也が「とある事件」の際に壊滅させた邪神を信仰する宗教集団。
事件の時は鏡を崇拝し、絶望と生け贄を集めることでその復活を目論んでいた(実際はそんなことをしても復活しないが)。
その後、錬金術師・ヴェリタスと交渉し、異次元の穴を開ける技術を手に入れ、今度はそこから神々の魂を引きずり出さんとしているが…。




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