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「あのさ、ヒカルってあんまデュエル中に笑わないよな」
「は?…なんだよ突然」
「いやーデュエル、楽しくないのかなぁって」

笑っても薄笑いとか、騙した時とか……グレンとのあれとか…アルヴィド戦とかばっかだし。

「楽しく…か」
「へ?」
「楽しくないと言うより、そういうデュエル自体、あまりしたことがない」
「やったことねーって…なんだよそれ!勿体なすぎるだろ!」
「なっ!もったいな…」
「分かるけどさ、楽しいデュエルしてみようぜ!俺と!」
「遊矢と?」

デュエルが楽しければみんな笑顔になれる!だってそーいうもんじゃん!

「…いつかな」

「マジで!?約束する!?」

「あぁ、約束する」

「……絶対、楽しいデュエルにしてやるから!みんなで笑顔になろうぜ!」

「…あぁ!」



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ジェレスタ145「 大 空 を 駆 け る 希 望 ! ! 俺 た ち 最 高 の 友 達 ! 」






「来い!受け止めきって俺が勝つ!!」

「そうかよ!クロスノヴァルーツの効果発動!1ターンに一度、オーバーレイユニットを一つ使い、互いの墓地から魔法カード選択し手札に、そしてこのターン、クロスノヴァルーツはダイレクトアタックが可能になる!」
《ORU:1》

「手札に魔法カードを?」

「あぁ、一枚選べ遊矢」

俺が今手札に加えるべきカード……これしかない。

「決まったな。クロスノヴァルーツ、ダイレクトアタックだ!!」

「あっ!そうだった!!」


「魔法カードを手札に加えさせる代わりにダイレクトアタック…」
「遊矢、ダイレクトアタックを忘れてたな…」

あんなん食らったら負ける!!負けるって!!

「罠発動!《カードバリア》!自分フィールドのカード一枚につき、受けるダメージを1000ポイント減らすことができる!これでダメージは2500だ!!うぁああああっ!!」
《遊矢のライフ:200》


「遊矢のライフが…!!」
「クロスノヴァルーツの効果が来るぞ!」

「クロスノヴァルーツの、モンスター効果!オーバーレイユニットがある場合、1ターンに一度相手の墓地のカードを二枚まで除外し、1000ポイントのダメージを与える!俺はホープを選択!」

「っ…まだだ!《カードバリア》の更なる効果発動!デッキからカードを二枚墓地に送り、効果ダメージを無効にする!!…!」

耐えた…!!これで、耐えきった!!

「…やるな、カードを二枚伏せ、ターンエンド!」
《手札:1》


「遊矢がこのターンを耐えきるなんて…」
「すげえ!!」
「次の遊矢のターンも、ヒカルにとっては重要なはず…」
「互いにライフは残り少ない……きっとこのターンで……」

このターン、俺のターンが重要なものになってくるのは分かってる。だからこそ、ヒカルもあのカードを……。

「どうした遊矢!まさかここまで来て、物怖じしてるのか?」

「まさか!むしろ楽しいぜ!この状況!」

「…そうか、なら来い!ラストターンだ!」

「あぁ!!俺のターン……、ドロー!!」

「………」

「…!俺はホープ・ブレードでクロスノヴァルーツを攻撃!!」


「そんな!」
「ホープ・ブレードの攻撃力は2500、クロスノヴァルーツの4500には届かない!」


「更に俺は速攻魔法《エクシーズ・ライジング》を発動!このカードは、俺のモンスターの攻撃力がお前のモンスターの攻撃力より下の時、相手の攻撃力を加えてバトルする!」
《攻撃力:7000

「攻撃力7000か…!!」

「いっけえホープ・ブレード!!ライジングホープソード!!」

これで―――!!

「俺は罠カード《エクシーズ・クロスソウル》を発動!このカードにより、手札を一枚墓地に送ることで、バトルするモンスターの攻撃力を同じにする!!」
《攻撃力:7000》

「攻撃力が並んだ!!」
「相討ちか…!!」


「っあ……!!」

「………!」

アーマードがそろそろ限界なのか…。ってことは、確かに……決着なんだな……。

「ライフはわずか…手札は互いに一枚……」
「ついに、決まるのね…」

「つえーなヒカル…今の攻撃、結構考えてやったんだけどな」

「お前こそ、クロスノヴァルーツの攻撃を防ぎきるなんてできるヤツはお前しかいない」

「ははっ…」

「互いの手札、分かってるな」

「もちろん!」

この一枚、二人とも分かってる。あの時、なにを手札に加えたのか…!
デュエルが、これで…終わる……!!

「速攻魔法《カオスアドベント》!!自分のフィールドにモンスターが存在しないとき、墓地かエクストラデッキからカオスと名のつくモンスターを1体特殊召喚できる!来い!!《ギャラクシー・カオス・ダークネスドラゴン》!」
《攻撃力:4000/ランク:8/ORU:1》


「このタイミングで、ギャラクシー・カオス!?」
「モンスターを召喚しないと…次のターンが来たら、遊矢は…!!」
「いえ、遊矢くんの手札の魔法カード。あれがあるわ」
「遊矢の判断ミスでなければ…あれは…」


「さぁ遊矢。お前も、ホープ・オブ・ソードを召喚しろ!!」

「…俺は、」

デュエルが、終わる……?

「……遊矢?」

「俺は、…俺には、できない…!」

「えっ…?」


「なにを、言ってるんだ……」
「遊矢……」

このデュエルが終わったらヒカルとお別れなんて、そんなん嫌だ…!!だってデュエルが終わらなかったらヒカルといられるのに、わざわざ終わらせるなんて俺にはできない…。

「…やっぱ俺、お別れなんて、できないよ」

「遊矢…」

ワガママなのは重々分かってる。それでも、それでもヒカルといたいんだ…!
まだ出会ってから楽しいデュエル、一回しかできてない。もっと遊びたい、アミたちと遊びに出掛けたりするみたいに、ヒカルとも…色んなとこに……行きたかったのに…!

「…あのな、遊矢」

「……ヒカル?」

「本当はデュエルするつもりはなかったんだ」

「……えっ?」

「お前も、誰も知らない間に姿を消していたかった。その方が誰も辛くないから、…俺も……」

ヒカルが、なにも言わずに…?じゃあなんでデュエルを……。

「これは約束のデュエルだ。遊矢がいつか楽しいデュエルをしようと言ったあの日の約束のデュエル…」

「約束の…!」

……そうだ。デュエルで、笑顔を。ヒカルが楽しいデュエルをやったことないなら、俺がって……文化祭の、あの日に……。

「…確かに、楽しいデュエルだった。デュエルでこんな気持ちになるなんて、初めてだった…」

「!」

泣いてる…?ヒカルが……?あのヒカルが人前で…?


「ヒカル……」
「あぁしたのは、お前だろ?」
「……そうだな…」


「だから、心の底から言わせてほしい―――」

「――――!」

「最高のデュエルを、ありがとう。遊矢」


「!!」
「先輩……」


「……やっと、やっと見れた。」

初めてだ。
…ヒカルが、こんな笑顔を見せてくれるなんて。

「この最高のデュエルのまま、この町と別れたい。大丈夫、生きている限りきっとまたデュエルできる。だって俺たち、友達だもんな」

「……とも、だち……」

そうだよな。友達で、親友で、相棒で…最高のデュエリスト。
いつか、きっと―――いつか、この大空の下で……また。

「さぁ遊矢来い!!ここが、ラストバトルだ!!」

忘れちゃいけない。
どんなことがあっても、空が続く限り、風が吹く限り、命ある限り、また、逢えて、デュエルできる――――。

「俺は――」

もう迷わない、最高のこのデュエルを、最高の形で終わらせるんだ!!

「速攻魔法!《スパイラルアドベント》発動!!このカードは自分のフィールドにモンスターが存在しないとき、墓地かエクストラデッキから光属性か風属性モンスターを一体特殊召喚できる!!フィールドに舞い戻れ!《希望騎士 ホープ・オブ・ソード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:1》


「ホープ・オブ・ソード!!」
「一体なにを…!」


「来たか…!!」

「ホープ・オブ・ソードの、効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、相手モンスターの攻撃力1000ポイントにつき攻撃力を800ポイントアップする!」
《攻撃力:5700/ORU:0》

ここで、バトルだ!!

「ホープ・オブ・ソード!ギャラクシー・カオスに攻撃!シューティングスターブレード!」

「ギャラクシー・カオスの、効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、このモンスター以外の攻撃力を0にする!」
《ORU:0》

《攻撃力:0》

「攻撃力が!」
「このままだと…!」

まだだ!まだ、終わるもんか!

「罠発動!《エクシーズ・オーバードライブ》!」

「あれは…!!」

「このカードは、バトル時、俺のモンスターの攻撃力が変化している時発動し、その攻撃力を相手のモンスターの攻撃力の倍の数値にする!」
《攻撃力:8000》

《エクシーズ・オーバードライブ》……大会でヒカルと戦って使ったあのカード…。

「終わりだ!シューティングスターブレード!!」

「同じ手に引っ掛かるかよ!墓地の《カオス・パージ ツインヘッド》の効果発動!相手のモンスターの攻撃力が変化した時、このモンスターを自分のモンスターエクシーズのオーバーレイユニットにすることで、攻撃力を同じにする!」
《攻撃力:8000/ORU:1》


「相討ち狙い!?」
「それじゃあ…!!」

相討ち、いや、そうはならない。

「あのカード、墓地にあるんだろ」

「…!見てたのか」

「…使えよ、悔いはない」

さっき墓地に送った二枚のカード。その内の、一枚。

「墓地から《繋いだ希望》の効果発動!相手モンスターの攻撃力が変化した時、自分フィールドのモンスターの攻撃力を元に戻すことで、相手モンスターの攻撃力を0にする!」
《攻撃力:2500》

《攻撃力:0》
「……さぁ来い!!遊矢!」

「あぁ!!」

ヒカル、デュエル…楽しかったぜ。いや、デュエルだけじゃない。喧嘩したり、時空越えたり、文化祭の劇とか、色んなことがあった。その中で、純粋なヒカルの小さい笑顔が見れたこと、今日、その笑顔が満開で見れたこと。
たくさん思い出があるよな、こう考え直すと……。だから俺は――――、

「ホープ・オブ・ソード、ギャラクシー・カオス・ダークネスドラゴンを攻撃!!ラストシューティングスターブレード!!」

さよならは言わない、きっと、次があるから!!

《ヒカルのライフ:0》

「…―――(伝わったぜ、遊矢の……)」


《WIN:風雅 遊矢》


「………」
「………」
「…遊矢……先輩…」

―――終わった………。


「…はぁ…」
「ヒカル、」
「遊矢……あーぁ、負けたよ、悔しいぜ」
「そっか…」
「…これが、デュエルなんだな」
「あぁ」

ヒカル、悔しがるなんて…悔いはないって言ってたじゃん…言って…言って……!

「こんのぉ~!」
「うわっ!?」
「やっぱやだぁ!ずっと一緒にいたいよ!ヒカル!」
「………」

「先輩……!」
「俺も嫌だな…デュエル、教わりたかった…」
「あぁ…」

「…遊矢……ごめんな…俺も、別れたくない…!遊矢と一緒にいたかった…!でも、夢……夢を、叶えるための…」
「分かってる…だから、別れじゃない。さよならは言わない」
「…その意気だな」

大丈夫、寂しくない…。別れじゃなくて、夢のための旅立ちなんだから。


「……」
『良いのか』
「あぁ、見るべきものは見届けた。もうここに用はない」
『そうか』
「行くぞ」


「…?」
「遊矢?」
「今の……まさかっ!」

あの黒い人影、間違いない!!あれは!!


「……」

「托都!!」

「…!ゆうっ!?」
「ばっかやろー!心配ばっか、かけやがってー!!」
「……ったく」

もう会えないって思ってたのに!よかった、よかった…!

「…心配かけたな」

「あぁ、本当に」

「あれ?でもなんで、鏡が力の欠片踏み潰したから出てこれないんじゃ…」
「お前バカか」
「んなっ!?」

バカだけど托都にいわれたかねーし!!

「端からお前を信用なんかしてなかったんだよアイツは」
「…じゃあ…」
「偽物をお前に渡した」
「……そーだったのかぁ!よかったぁ!」
「邪魔だ離れろ」
「今日くらいいーだろー!」

兄弟なんだからこれくらい気にするもんじゃないじゃん?

「全く!人に心配させたんだ、俺も………あー…」
「…えっ、とだな…」
「こいこーい!みんなで笑おうぜ!スマイル!」
「……うん!」
「うぁっ!?…本当に、バカだなお前ら……(だが、遊矢もヒカルも、成長したな)」


「遊矢ー!あんまり迷惑かけちゃダメよー!」
「多分聞いてないんじゃないかな…?」

「若いっていいわね」
「人々を笑顔にする、まさに、彼も遊馬なのだな」
「あぁ」



「人の世には夢と希望と笑顔がある。それを目一杯広げればいつか平和に……この先の未来はお前たちにかかってるぞ、遊矢、ヒカル」

「いいのか、姫様」

「あぁ、さぁ…戻ろうアドルイン。この先の未来、俺は楽しみだ」

「…俺も、だな。……ヒカル、またいつか会おう」




「さいっこうだぜ!みんな!!みーんな!」


~~~


「入るわよ、ヒカル」

「うん」

「……もう、明日行くのね」

「あぁ、どうせなら早い方がいいし」
「ヒカル、」
「…?母さん…」
「とってもいい笑顔よ、今のヒカル」
「あ、ありがとう……」

こんな不格好でもいいのか……。

「遊矢くんたちと、いっぱい話せた?」
「うん、あれだけ時間があればさ」
「…よかった。ヒカルには、たくさん迷惑かけちゃったから、これからは自由に、あなたの未来はあなたが決めて、ね」
「……もちろん!」


~~~


「ううーん………」


やっぱり、ヒカルと別れたくない……どうすりゃいいんだ…。

「………うーん」

……………思い付かない……思い……!

「そうだ!」

これなら、多分大丈夫!!

みんな、ごめんな!

「よし、小鳥姉さん…は、こうか、よし…この漢字はこれで…………」

―――――よし!

「完璧!!」


~~~


「……ふぅ…みんな付いてきてくれてサンキュー、な?」

「いえ!ヒカルさんのためですから!」
「そうね!」

「お前ら…いつから『さん』に…」

ま、卒業したから、なんでもいいんだけどな…。

「…で、遊矢は?」

「そいやまだだな!」
「また寝坊か……」
「さっき連絡したのにまた?」
「そういう人だから仕方ないな…!」
「モノレール間に合わなくなっちゃうじゃない!」

「そっ、か…」

寝坊だったら仕方ない。あとで通信入れておいてやろう。

「托都!」
「…!どうした」
「遊矢のこと、これからはお前がよろしくな」
「……そういうことか…、多分もう世話もかからないだろアイツ」
「まぁな?」

俺の一年間はなんだったんだろうな……なんか複雑だ……。

「托都、ありがとな」
「…こっちこそ?」
「そして、これからも!」
「……あぁ!」

なんっか、腑に落ちないようななんか変なような気はするけど、これでいいか。

「任せたぜ、おにーちゃん?」
「えっ!?」
「ん?」
「……い、いや…任された…ぞ」

ハイタッチ紛れに言ってやった…!!言いたかったんだよな!アイツには!!


~~~



「遊矢!いつまで寝てるの!ヒカルくんのところに、行くんじゃ………あれ?」

手紙……?


~~~


「やばっ…!じゃあみんな、行くから」

「はい!」
「絶対帰ってきてくださいね!」
「お土産よろしくおねがいしまーす!」

「わ、分かってる…ってそこかよ!」

「お前の仲間はここにいる、いつでも戻ってこい」

「…そう、か。ありがと、托都」

いつでも戻ってこい、か……。

「じゃあな!」

「がんばってくださいねー!」
「またあいましょー!」

「……」

……しかし、遊矢はどこに、行ったんだ…?








~~~




「……手紙…?―――小鳥姉さんとみんなへ…」


突然ごめん!

やっぱり俺は―――――、


「ええっ!?」


~~~



《終点駅…クヴェルヴォントシティです。お忘れものなさらぬよう、お願いします。》


「よし、行くか…」

ここから先は俺一人。誰か仲間がいるわけじゃない。

「………」


――ガサッ


「…!」

気のせい……?動物の仕業とか…?


―――ガサガサッ


「…!誰だ!」

「ヒーカールー!!」

「えっ!?うわぁっ!?」

な、な、なんだ!?

「ヒカル!おっひさー!」
「遊矢!?」


~~~



やっぱり俺は、ヒカルに付いていくことにした。

別れるのは辛いし、なにより、俺の夢の一歩にきっとなると思うんだ。

みんなには、ちょっと迷惑かけるかもしれないけど、…でも、夢の実現のために俺なりにがんばろうって思ってる。

だから、応援してくれたら、うれしいな。

必ずヒカルと戻ってくるから、絶対に部屋とかそのままにしといてくれよな!


――――遊矢より


「……全く…どっかの誰かさんみたい、ほんっとうにバカなんだから…頑張れ、遊矢」

応援、してあげるからね。


~~~


「遊矢、なんでここに…」
「いやぁ~夜中のうちに抜け出して、ヒカルやみんなに気づかれないように~」
「真性のバカかお前は」

ば、バカバカ言われてるけど考えまくった結果なんだからな!!

「それに!俺がデュエルに勝ったんだし、文句なしだろ?」
「はぁ……?」
「あとヒカルが寂しがるとか」
「それはない!!」
「……う、うーん…ま、とにかく!なっ?」

デュエルに勝ったんだから、別れるなんてそんな殺生なことヒカルはしないもんな!!

「…仕方ないか…確かに、俺負けたし…」
「やったぁ!!で、まずどこ行くんだ?」
「一応、フレアフェスシティ経由で…」
「フレアフェスシティってアリーナデュエルの?」
「うん…」

「楽しみになってきたぁ!」

「……(先が思いやられるな…)」

知らないデュエリストやカードがきっとある!!こんなワクワクすることないじゃないか!

「ヒカル!」

「…!」

「行こうぜ!俺たちの旅の第一歩!まだ駅の中だし!早く出ようぜ!」

「……だな、どっちが先に行くか、走るぞ!」

「あぁ!!」

俺たちは夢に向かって駆け出したばっかりだ。

みんなの夢もきっとこれから―――!

一歩をみんなで踏み出して、笑顔で楽しいデュエルしようぜ!

これからも物語は続いていく!いや、まだ始まったばかりなんだ!


「行くぜヒカル!」

「あぁ!遊矢!」





「「やるしかないじゃん!俺たち!」」









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【あとがき】

今回の一言、「風の中に完結する物語」
皆さん、約3年間の連載にお付きあいいただき、本当にありがとうございます!!
私は涙なしにもう語りきれません。デュエル終わったくらいから泣いてました、先になにしてんだって話ですよ、ホントにバカですね聖桜。
今回はイメージEDに「ハーモニア/三森すずこ」を選曲しました!よければ今までのLSを思い出しながらどうぞ!
本編自体は小鳥のシーンまでで終わりです、遊矢とヒカルのはED後のエピローグみたいな感覚でお願いします。

デュエルはもうやりたいことをやりきりました!《エクシーズ・オーバードライブ》は遊矢がヒカルを倒したあのカードだということもあったし、最初は相討ちにしてヒカルはギャラクシー・カオスの効果で、とか考えたんですけど、よく考えたら《繋いだ希望》の効果範囲だと気付く、と。
ヒカルの満天の笑顔見たいな!!見せて!!見せろいや見せてください!!泣きながら超笑顔が眩しいのいいよね、ヒロインかな!!!ヒロインだったけどやっぱライバルだなヒカルは!!
托都が完全復活!経緯はともかくかかった時間な!!一年ちょいだぞ貴様ァ!!二人のためにもっと早く復活しなさいよバカ!!…と、よくわかんないことほざいてますが最終回だから許してください。
遊矢はもう主人公らしく、なによりまだ子供らしい感じを引き出しました。別れはなにより辛いもの、別れは言わないけど付いていかないとは一言も言ってない。さすがは我らが主人公。これぞ主人公の強引感、遊馬らしいようならしくないような、それが遊矢ですね!!
なにはともあれ、LS全体を振り返ってみるとわりと色々あったなぁとか…本当に。更新停止何回やったんだろう…(頭抱えながら)
ESはこんなに時間かけない!次はもっと早く、早く!!
そもそもPCのままだったら一年前には終わってるような気がするがそれを言ったら全てが終わるぜ!


皆様、全145話2年9ヶ月の夢物語にお付き合いいただき、誠にありがとうございます!
彼らは夢に向かって「自分」の物語に一歩踏み出したばかりです!
遊矢もヒカルも、これからまだ物語は続いていきます!
遊矢の口癖通り、夢へなにかをやるしかない!と自分は考えています!

皆様の応援が、聖桜や彼らの力になります!
今日まで、『遊☆戯☆王Lighting sky』をご覧いただき誠にありがとうございました!
まだまだオル救完全版やMMM、イラストなどいっぱい残されていますが、物語の幕はここで落ちます!

また遊矢たちを描いていただけたなら嬉しいし、まだまだ遊矢たちを応援してください!

次回作でまたお会いしましょう!!
ありがとうございました!!


遊戯王シリーズ原作:高橋和希先生

遊戯王Lighting sky筆者:聖桜

Lighting skyを描いた人、描いていただいた人:
聖桜
遥夏  Nanaka*  ルキア/Ⅳ  星空  kねこ 秋風サユリ
モノクロ  駱駝  きな粉  赤津雅人  4℃  ツルギ
(敬称略、Pixiv内外部サイト有)


3月8日  完結



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【予告】


今回の主役は才色兼備の完璧生徒会長・冬咲遊季、14歳!!

ある日、氷の塊となった不思議なカードが遊季の元へと降ってきた。
「フォースカード」と呼ばれるその不思議な力に導かれるように、現在最強と言われるアリーナチーム「フォース」に入隊することに。
クールな秋使い・秋暮エレン、明るい夏使い・夏野アカネ、優しい春使い・春澤カエラ、そして冬使いの遊季――バラバラな四人のフォースカード使いによる新たなデュエル伝説が幕を開ける―――!!

遊☆戯☆王EXTRA STAGE!!








【予告】


Lighting skyに次ぐ、三部作第二弾にして聖桜作品第5作目!!

主人公はひ弱で泣き虫な少女・心結遊乃。
遊乃には人には言えないとんでもない秘密があった。
ある日、転入先の学校で秘密に関わる喧嘩をしてしまった遊乃は喧嘩の相手・明日氷とデュエルで決着をつけることに!
しかし、遊乃はデュエルのデの字も知らないスーパー初心者で……。

遊乃がデュエルと出会うことで、新たな物語が動き出す。
物語はまだまだ中盤戦―――。


遊☆戯☆王Muse-SONG



































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「そういえば遊矢、聞いてなかったんだけど」
「なにを?」
「遊矢の夢、あれだけ仄めかせといてなんなんだよ!」

「そーだなー教えちゃおっかなー?」

「なんだよ、 もったいぶるような夢なのか?」

「まぁな!俺の夢、それは―――――」






THE  END
















あなたの夢はなんですか?