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ジェレスタ140「 未 来 を 守 れ !
光 と 闇 の フ ァ イ ナ ル デ ュ エ ル 」
「…………」
「…………」
ついに来た…、長かったけどここまで来たんだ……。
「…待ちくたびれたぜ、遊矢」
「こっちこそ、お前を倒すために全部ひとつになったんだ。負けねえからな!」
「九十九遊馬とアストラルか…負けたくせに余計なマネしやがって…」
鏡の言ってること、なんとなく意味は分かるし、きっと助かってもコイツに吸収されてたんだと思う。
それくらいならって遊馬が考えたことだったんだ、絶対無駄にはできない。
………そういえば……、
「お前、ファントムはどこだよ」
「んあ…?そりゃ俺の中にいるけど」
「は…!?」
コイツ、マジで言ってるのかよ…!?
つか、ファントムの正体知る前にコイツが吸収したってことだよな、要するに。
「少々手こずったが大したことはなかったぜ、あの野郎吸収したおかげで、お前の肉体がなくても俺は完全な復活を遂げた!肉体自体は消えてるからお前の模造のまんまだが、気にすることじゃねえ」
俺の模造云々言ってるならこの毛も模造しろよ…俺が俺じゃないみたいだろ…。
「これで最後に全力でてめえと戦える、さぁデュエルだ」
「………」
最後に全力で、それは俺だって同じだ。
全部終わらせて、みんなですっげえ楽しい日々に戻るんだ…!!
「行くぜ、Dシューター展開!!」
「デュエルディスク、セット!」
「Dゲイザー、セット!」
俺は希望のため、未来のために、
「(友のため、世界を変えるため、)」
「(負けるわけにはいかない…!)」
お互いになにかを持って挑もうとしてるのは分かってる、でもアイツの考えてることが許されてることじゃない。
だから、俺が止めなきゃいけないんだ!!
「「デュエル!!」」
~~~
「…………遊矢、」
無事なのか、なんて気にする暇もない。
自分のことを考えて、消えないようにするのが精一杯なんて恥ずかしすぎる。
「置いていかれるのも、無理ないよな」
このまま遊矢に追い付けなかったら、それは俺自身が自分を許せない。きっと遊矢が勝っても悔やみきれないものになるはず。
……どうして、わけがわからない、いつも俺ばかり置いてかれるんだ。
『少年よ、』
「……アンタ、エリファス…?」
『彼が無事かを、知りたいのではないのか?』
「遊矢が……」
~~~
「ついに始まったのね…」
「本当に終わりと始まりのデュエル…か」
「遊矢…」
勝ってね、遊矢…!
~~~
「先攻はもらうぜ、ドロー!…俺は《Ds-追撃のラッシャー》を召喚!」
《攻撃力:1500/レベル:4》
「ダークソニッカー……」
スカイソニッカーとか似て似つかない存在、そんなやつが……。
「カードを一枚伏せ、ターンエンド!さぁ遊矢のターンだ!」
《手札:4》
「…俺のターン、ドロー!!」
……!?
な、な、なんだこれ……!?俺の知らないカード!?なんでそんなカードがデッキに?
…いや、今気にする暇はねえ、やるしかないじゃん俺!!
「俺は《Zs-疾風のカーツ》を召喚!」
《攻撃力:1200/レベル:4》
「なっ…!ゼアルソニッカー!?」
すごい、召喚しただけなのに、モンスターからゼアルと同じ力を感じる…これがスカイソニッカーの新たな姿なのか…!!
「カーツの効果発動!デッキからレベル4以下のソニッカーと名のつくモンスターを特殊召喚できる!来い!《Zs-ワンダー・ガール》!」
《攻撃力:1200/レベル:4》
「その力…紛れもなくアストラル世界の……!!カードそのものがランクアップしたとでもいうのか…!」
「そうかもな!でも、もしかしたらこれがスカイソニッカーの真の姿だったり?」
「ぐっ…!!」
鏡の言ってることも合ってるかもだけど、俺は遊馬とひとつになったからこうなったんじゃないかって思う、そうじゃなかった、ひとつになったなんて思えるわけないし!
「ワンダー・ガールの効果!レベル4のゼアルソニッカーが二体揃った時、ホープと名のつくモンスターエクシーズをエクシーズ召喚できる!」
「なんだと!?まさか、素材数やランクを無視してホープを…!!」
「そういうことだ!俺はレベル4のカーツとワンダー・ガールでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、希望の剣携えし勇者!《希望騎士 ホープ・オブ・ソード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:2》
「ホープ・オブ・ソード……」
決まったぁ!!
ホープ・オブ・ソード、こいつがいて初めて俺のデュエルらしくなる、なぁんて一年しか使ってないのにバカ言ってるよなぁ俺!
でも、ピンチの時はホープ・オブ・ソードがいてくれた、今回も…!!
「ホープ・オブ・ソードで、追撃のラッシャーに攻撃!シューティングスターブレード!!」
「っ…!よくも、だが罠カード《ブレイク・スパイラル》を発動!ラッシャーを蘇らせ、お前に今受けたダメージと同じダメージを与える!食らえ!」
《鏡のライフ:3000》
《攻撃力:1500》
「速攻魔法《銀風のヴェール》!効果ダメージを無効にし、カードを一枚ドローする!!」
「かわしたか…!」
すげえ、知らないカード使ってるのに全部テキストがわかる、すっげえ!これならきっとアイツにも勝てる!!
「俺は、カードを2枚伏せてターンエンド!」
《手札:4》
「…やるじゃねえかよ」
「俺だって負けられねえからな!」
「ふんっ!寝言は寝て言え!俺のターン!」
寝言は、ね。じゃあ寝言じゃないってこと、分かってもらわねえとな!
「俺はラッシャーで、ダイレクトアタックだ!」
「はぁ!?」
「こいつは自分の墓地のカードを一枚除外することで、相手にダイレクトアタックできる…!行け!」
「っぐ…!!」
《遊矢のライフ:2500》
一筋縄ではいかないってことか…やっぱアイツは強い。わざわざ1ターン目でラッシャーを呼び出して、罠カードを墓地に送らせるのを誘発するなんてな…。
「更に、《Ds-早咲きのエーデルワイス》を通常召喚!」
《攻撃力:1000/レベル:4》
「レベル4のモンスターが二体……」
「さぁ、待ちかねたな。覚悟しろよ」
来る……!!
「俺はレベル4のラッシャーとエーデルワイスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!漆黒に蠢く翼よ、覚醒の時出でて今こそその刃を見せろ!来い!《Ds-ダーク・ストリームブレード》!!」
《攻撃力:2100/ランク:4/ORU:2》
「……エア・ストリームソードが…」
真っ黒なエア・ストリームソード……まさかとは思うけど、やっぱりスカイソニッカーたちのコピーデッキなのか……。
「ダーク・ストリームブレードが召喚に成功したことで、効果を発動!相手のカードを二枚までデッキに戻す!俺は二枚の伏せカードを選択!」
「罠カード《勇気の魔陣》発動!相手モンスターのカードを戻す効果を無効にし、このターン、相手は召喚・特殊召喚が行えなくなる!」
「さすがだな、俺はカードを二枚伏せターンエンド」
《手札:2》
バカにされてんのか、誉められてんのかわかんねえな……。
「どうした!早くカードを引け!」
「わあってるよ!俺のターン、ドロー!!」
ダーク・ストリームブレードがめちゃくちゃ気になるけど、問題はあれが進化するならってことになる。
狩也とのデュエルが分からない以上油断してたら間違いなく負ける、それは分かっていないと。
~~~
「…気になるけど、なんで、」
『何故……?』
「アンタはアストラル世界の意思だろ?九十九遊馬を遊矢に吸収されたのに力貸すかよ普通」
『……我々は彼の意志に背くことはできない、彼が言うのならばそれがアストラル世界の意思となる』
頭が堅い連中…。
「なんにしてもお断りだ」
『何故だ』
「俺はアイツのところに行く、お前が手助けしたら俺はここに留まるって意思を見せてるも同然だ」
遊矢を裏切ることはしたくない、時間はかけても遊矢のところへ、行かなくちゃいけないんだ。
『…君は愚かだが、その考えには賛同しよう。行けるならば、だがな』
「行くさ、それしかできないなら」
~~~
どうする…攻撃を無闇には仕掛けられない……だからと言って守ってたら、その間に逆転される…!それなら…!
「俺はホープ・オブ・ソードでダーク・ストリームブレードを攻撃!シューティングスターブレード!」
「来たか……!ダーク・ストリームブレードのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、バトルする相手モンスターの攻撃力を加える!」
《攻撃力:4600/ORU:1》
「…バトルは続行!いけっ!」
「なるほどな、なんらかのカードで防ぐってわけか!」
読まれてる…!だけどここでダメージを受けたらまずい、なら…!
「手札から速攻魔法《双剣の盾》!戦士族モンスターのバトルを無効にして、互いにカードを一枚ドローする!」
「ふーん、だが、俺も罠発動《エターナルクロス》!ホープ・オブ・ソードを対象に発動、そのモンスターの攻撃力を0にし、2ターン後に破壊、相手に攻撃力分のダメージを与える!」
「っ……」
エクシーズチェンジを狙われてる…次のターンまでに活路を見出ださないと…。
「カードを一枚伏せて、ターンエンド!」
《手札:3》
「俺のターン、ドロー!さぁ行くぜ、俺はダーク・ストリームブレードでダークネスエクシーズチェンジ!」
エクシーズチェンジ…!!エア・ストリームソードの進化ってことはやっぱり…。
「絶望孕みし極大なる闇、その力解放し世界を変えよ!《暗黒剣士 ディスペア・オブ・ブレード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:2》
「ディスペア・オブ・ブレード……」
「まだ終わると思うなよ、これだけじゃない!」
「えっ…!?」
これ以上の進化……なにがくる…!!
「ディスペア・オブ・ブレード、ダークネスエクシーズチェンジ!!1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!」
「うわっ…!!」
「時空越えし虚無の魔石、輝きし太陽を黒く染め上げよ!《虚構零騎士 ブラックコア・ナイトメアブレード》!」
《攻撃力:2500/ランク:5/ORU:3》
……あれって、エネアード・サンシャインブレード……なのか…!?
そんな…コイツ、ここまで……。
「お前の仲間を仕留めたモンスターだ、お前もコイツで仕留めてやるよ」
「仲間……まさか、」
狩也がコイツにやられたのかよ……!!
「お前!!」
「感謝しろよ、お前も地獄に送ってやる!ブラックコア・ナイトメアブレードの効果!オーバーレイユニットを一つ使い、墓地のモンスターを二体まで除外し、その攻撃力の合計を加える!俺はダーク・ストリームブレードと追撃のラッシャーを除外し、攻撃力を3600ポイントアップさせる!」
《攻撃力:6100/ORU:2》
攻撃力6100……これがアイツの力……。
「行け!ブラックコア・ナイトメアブレード、ホープ・オブ・ソードを破壊しろ!ヘルブラストスラッシャー!!」
「罠発動!《プラトーの風》!自分フィールドの光属性モンスター1体を除外!風属性モンスターをデッキから守備表示で特殊召喚する!来い《Zs-レグルスの番人》!」
《守備力:2000/レベル:4》
「チッ…防いだか……」
強い……ただのパワー押しに見えるけど、ちゃんと考えてカードを選んで使ってる…もしかしたら《エターナル・クロス》もこれで勝てなかった時の保険だったのかもしれないし。
人使いといいデュエルといい、やっぱりコイツにはなんか人間にはないなにかがある…。
「面食らった顔してたわりには良い対処じゃねえか、だが、コイツで終わりだと思うなよ」
「どういうことだよ…」
「ダークソニッカーはスカイソニッカーと写し鏡の存在、希望の対義が絶望であると同じ。つまり、お前が力を生み出せば、写し鏡に写った力は俺にも宿る」
……つまり、俺のモンスターたちのコピーが大量にいる……?!
「闇の力になった俺のモンスターを俺が…!?」
「ま、正解だな。お前が世界を救うなら、その力で俺はお前を倒し、世界を滅ぼす」
エア・ストリームソード、ホープ・オブ・ソード、エネアード・サンシャインブレード…残りの進化は3体……能力が全く分からないモンスターをあと3体も残してる…?
「精々足掻いてみせろよ、ターンエンド」
《手札:4》
《攻撃力:2500》
「…このエンドフェイズ、ホープ・オブ・ソードはフィールドに特殊召喚される!戻ってこい!」
《攻撃力:2500/ORU:0》
~~~
「僅差なのに鏡の方が強い…」
「同じ力の戦いにも関わらず、同じを実力でカバーしていくなんて……」
「チッ、情けねえ野郎だな」
「んだとベクター…!!」
「やめろアリト」
「だが…!!」
「……(遊矢、遊馬ならこのまま終わらねえ、なんとかしてみせろ)」
~~~
「俺のターン、ドロー!」
悩んでも仕方ない、同じ力なら俺にだって勝機はある。いや、同じじゃ終わらせない、俺はその先に行ってみせる――!!
「俺はホープ・オブ・ソードを素材に、ライトニングスカイ・エクシーズチェンジ!!」
「………」
「1体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、今こそ轟け!!遠き魂の結晶よ、更なる希望をここに示せ!現れろ!《迅雷光天聖騎士 エネアード・サンシャインブレード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:5/ORU:1》
「来たか…だがな、効果は使わせない!ブラックコア・ナイトメアブレードの更なる効果!1ターンに1度、相手モンスターエクシーズのオーバーレイユニットを1つ墓地に送る!」
《ORU:0》
オーバーレイユニットを墓地に送る効果まであったのかよアイツ…!
「これで効果は発動できない、よって攻撃力は越えられない!」
「それはどうかな!」
「…?」
「装備魔法《オーバーレイユニッター》!装備モンスターにオーバーレイユニットがない時、1ターンに1度、このカードで代用して発動できる!これでエネアード・サンシャインブレードの効果発動!」
「オーバーレイユニットの代わりになる装備魔法だと!?」
エネアード・サンシャインブレードの効果、オーバーレイユニットを一つ使うことで、相手モンスターの攻撃力を0にして、攻撃力をこのモンスターに加える。
「これで攻撃力は5000だ!」
《攻撃力:5000》
「しまった…!」
「行け!エネアード・サンシャインブレードで、ブラックコア・ナイトメアブレードを攻撃!ビッグバン・ストームブレード!!」
「っ…!うぁぁぁああああっ!!」
《鏡のライフ:500》
「見たか!これが俺の実力だ!」
限界を越えてこそのかっとビング!俺はまだまだ自分を越えられる…!!
「永続罠《シャドーキュア》発動!バトルでモンスターが破壊され、ダメージを受けた時、ライフを1000ポイント回復させ破壊したモンスターの攻撃力と同じ攻撃力のモンスターを特殊召喚する!蘇れディスペア・オブ・ブレード!」
《攻撃力:2500/ORU:0》
《鏡のライフ:1500》
「また…。カードを一枚伏せてターンエンド!」
《手札:2》
「負けるものかよ、この程度で…」
「鏡………」
――――――――、
―――――、
「誠泣かないで」
「鏡くん、」
「そうだよ、だって友達だから」
「襷ちゃん、」
「大丈夫、大丈夫だよ」
神になって世界を変えると誓ってから、ずっと忘れていなかった。
「何故だ襷!!お前が、お前が俺を!?」
「分からないんですか。貴方のその罪は、神に値するものではないことが」
「やめろ!!誠を、世界を救う願いは――もうすぐ叶うのに――!!」
「大丈夫、きっと変わりますから。世界は、幾億もの時を越えて」
時を越えて変わるだけじゃダメなんだ。
今苦しんでいるお前が救えなくて、世界が変わるわけがない。
なのに………、
「俺の邪魔をするな―――!!襷!!」
「……さようなら、鏡」
――――、
――――――――、
タスキは、二人の友達だったのか……。
だから、あそこまで…。
「今度こそ邪魔はさせない、必ず――世界は変える――!!」
「その想い、今の俺なら分かる。身近な人のため、力を尽くし続けた。だけどな、鏡――お前のやろうとしてる『それ』は許されることじゃない。」
人間が神になるなんて、そんなことで世界を変えて人を救うなんて、
「世界は人が変えるものだ!この世界はお前だけの世界じゃない!」
「ほざけ、俺は俺の友のために世界を変える!!お前の力などに止められはしない!」
「止めてみせるさ!俺が希望を持つ限り、仲間たちの想いがある限り、俺は負けない――!!鏡!デュエルはまだ終わらせない!俺が諦めない限り!!」
141話へ続く
=================
【あとがき】
今回の一言「ラスボス戦とは思えぬゆったり感」。
あれ?これ下手にエースモンスター全部出そうとするとあと3話くらい使うんじゃねーか……?さすがに勘弁してください。あ、でも実際尺はギリギリです。一話ラグがあるかもしれない。
遊矢と鏡が意外に通じる部分があるのか知らないけど互いを認めながらも否定する姿勢を見せ続けてるところがやっぱり自分自身とは違うって言いたい部分なんだろうか。でも大体似ったか依ったかしてるね、つか性格以外ほぼ一致してんじゃねーか。
でも鏡は誠より良い子だよね、依存してくるから誠は厄介、鏡はヤバイと感じたら切り捨てるタイプ。
長らく謎になっていたタスキが色々判明しました。友達っつーか鏡の幼馴染み、誠とも知り合いではある神社の巫女。玉津藻之襷がフルネーム、玉藻の前が襷に乗り移って巫女として生きていたのが遊矢と同行した時のタスキ。実際あんなノリノリなわけがない。
ヒカルが前回のあとがきで言った通りキノコ生えてる状態になってる件、デュエルフェイズと心理フェイズでここまでギャップの激しい1話を書いたのは鏡編以来かもしれない。これにはさすがのエリファスもドン引き。
バリアンジャーとアミちゃんは遊矢のデュエル観戦中、アリトが過激派すぎてどうしよう、ベクター煽んなよ……。
次回!!互いのエースモンスターが大集結!とにかくヤバイです!
希望VS絶望、太陽光VS黒核夢、そして螺旋剣、銀河旋風竜騎士。希望剣に該当する残り3体とは……?
そして、決意の時は訪れる。
完結まであと5話!
【予告】
遊矢と鏡のデュエルが繰り広げられる中、無力さを思い悩み、次第に焦りを感じるヒカル。
一方、互いに譲れない想いをデュエルに変えてぶつけ合う二人は、予告した2体のエースモンスターを呼び出し、激闘を展開していく。
そんな中、遊矢の新たな力・ゼアルアーマードとホープ・ブレード、鏡の力と新たな闇が激しくぶつかり、遊矢に危機が訪れる…。
次回!第141話「絶望の化身」
【予告】
Lighting skyに次ぐ、三部作第二弾にして聖桜作品第5作目!!
主人公はひ弱で泣き虫な少女・心結遊乃。
遊乃には人には言えないとんでもない秘密があった。
ある日、転入先の学校で秘密に関わる喧嘩をしてしまった遊乃は喧嘩の相手・明日氷とデュエルで決着をつけることに!
しかし、遊乃はデュエルのデの字も知らないスーパー初心者で……。
遊乃がデュエルと出会うことで、新たな物語が動き出す。
物語はまだまだ中盤戦―――。
遊☆戯☆王Muse-SONG
今春連載開始!!
※深夜0時~5時までのコメントや読者登録はマナー違反です。おやめください。
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ジェレスタ140「 未 来 を 守 れ !
光 と 闇 の フ ァ イ ナ ル デ ュ エ ル 」
「…………」
「…………」
ついに来た…、長かったけどここまで来たんだ……。
「…待ちくたびれたぜ、遊矢」
「こっちこそ、お前を倒すために全部ひとつになったんだ。負けねえからな!」
「九十九遊馬とアストラルか…負けたくせに余計なマネしやがって…」
鏡の言ってること、なんとなく意味は分かるし、きっと助かってもコイツに吸収されてたんだと思う。
それくらいならって遊馬が考えたことだったんだ、絶対無駄にはできない。
………そういえば……、
「お前、ファントムはどこだよ」
「んあ…?そりゃ俺の中にいるけど」
「は…!?」
コイツ、マジで言ってるのかよ…!?
つか、ファントムの正体知る前にコイツが吸収したってことだよな、要するに。
「少々手こずったが大したことはなかったぜ、あの野郎吸収したおかげで、お前の肉体がなくても俺は完全な復活を遂げた!肉体自体は消えてるからお前の模造のまんまだが、気にすることじゃねえ」
俺の模造云々言ってるならこの毛も模造しろよ…俺が俺じゃないみたいだろ…。
「これで最後に全力でてめえと戦える、さぁデュエルだ」
「………」
最後に全力で、それは俺だって同じだ。
全部終わらせて、みんなですっげえ楽しい日々に戻るんだ…!!
「行くぜ、Dシューター展開!!」
「デュエルディスク、セット!」
「Dゲイザー、セット!」
俺は希望のため、未来のために、
「(友のため、世界を変えるため、)」
「(負けるわけにはいかない…!)」
お互いになにかを持って挑もうとしてるのは分かってる、でもアイツの考えてることが許されてることじゃない。
だから、俺が止めなきゃいけないんだ!!
「「デュエル!!」」
~~~
「…………遊矢、」
無事なのか、なんて気にする暇もない。
自分のことを考えて、消えないようにするのが精一杯なんて恥ずかしすぎる。
「置いていかれるのも、無理ないよな」
このまま遊矢に追い付けなかったら、それは俺自身が自分を許せない。きっと遊矢が勝っても悔やみきれないものになるはず。
……どうして、わけがわからない、いつも俺ばかり置いてかれるんだ。
『少年よ、』
「……アンタ、エリファス…?」
『彼が無事かを、知りたいのではないのか?』
「遊矢が……」
~~~
「ついに始まったのね…」
「本当に終わりと始まりのデュエル…か」
「遊矢…」
勝ってね、遊矢…!
~~~
「先攻はもらうぜ、ドロー!…俺は《Ds-追撃のラッシャー》を召喚!」
《攻撃力:1500/レベル:4》
「ダークソニッカー……」
スカイソニッカーとか似て似つかない存在、そんなやつが……。
「カードを一枚伏せ、ターンエンド!さぁ遊矢のターンだ!」
《手札:4》
「…俺のターン、ドロー!!」
……!?
な、な、なんだこれ……!?俺の知らないカード!?なんでそんなカードがデッキに?
…いや、今気にする暇はねえ、やるしかないじゃん俺!!
「俺は《Zs-疾風のカーツ》を召喚!」
《攻撃力:1200/レベル:4》
「なっ…!ゼアルソニッカー!?」
すごい、召喚しただけなのに、モンスターからゼアルと同じ力を感じる…これがスカイソニッカーの新たな姿なのか…!!
「カーツの効果発動!デッキからレベル4以下のソニッカーと名のつくモンスターを特殊召喚できる!来い!《Zs-ワンダー・ガール》!」
《攻撃力:1200/レベル:4》
「その力…紛れもなくアストラル世界の……!!カードそのものがランクアップしたとでもいうのか…!」
「そうかもな!でも、もしかしたらこれがスカイソニッカーの真の姿だったり?」
「ぐっ…!!」
鏡の言ってることも合ってるかもだけど、俺は遊馬とひとつになったからこうなったんじゃないかって思う、そうじゃなかった、ひとつになったなんて思えるわけないし!
「ワンダー・ガールの効果!レベル4のゼアルソニッカーが二体揃った時、ホープと名のつくモンスターエクシーズをエクシーズ召喚できる!」
「なんだと!?まさか、素材数やランクを無視してホープを…!!」
「そういうことだ!俺はレベル4のカーツとワンダー・ガールでオーバーレイ!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、エクシーズ召喚!現れろ、希望の剣携えし勇者!《希望騎士 ホープ・オブ・ソード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:2》
「ホープ・オブ・ソード……」
決まったぁ!!
ホープ・オブ・ソード、こいつがいて初めて俺のデュエルらしくなる、なぁんて一年しか使ってないのにバカ言ってるよなぁ俺!
でも、ピンチの時はホープ・オブ・ソードがいてくれた、今回も…!!
「ホープ・オブ・ソードで、追撃のラッシャーに攻撃!シューティングスターブレード!!」
「っ…!よくも、だが罠カード《ブレイク・スパイラル》を発動!ラッシャーを蘇らせ、お前に今受けたダメージと同じダメージを与える!食らえ!」
《鏡のライフ:3000》
《攻撃力:1500》
「速攻魔法《銀風のヴェール》!効果ダメージを無効にし、カードを一枚ドローする!!」
「かわしたか…!」
すげえ、知らないカード使ってるのに全部テキストがわかる、すっげえ!これならきっとアイツにも勝てる!!
「俺は、カードを2枚伏せてターンエンド!」
《手札:4》
「…やるじゃねえかよ」
「俺だって負けられねえからな!」
「ふんっ!寝言は寝て言え!俺のターン!」
寝言は、ね。じゃあ寝言じゃないってこと、分かってもらわねえとな!
「俺はラッシャーで、ダイレクトアタックだ!」
「はぁ!?」
「こいつは自分の墓地のカードを一枚除外することで、相手にダイレクトアタックできる…!行け!」
「っぐ…!!」
《遊矢のライフ:2500》
一筋縄ではいかないってことか…やっぱアイツは強い。わざわざ1ターン目でラッシャーを呼び出して、罠カードを墓地に送らせるのを誘発するなんてな…。
「更に、《Ds-早咲きのエーデルワイス》を通常召喚!」
《攻撃力:1000/レベル:4》
「レベル4のモンスターが二体……」
「さぁ、待ちかねたな。覚悟しろよ」
来る……!!
「俺はレベル4のラッシャーとエーデルワイスでオーバーレイ!エクシーズ召喚!漆黒に蠢く翼よ、覚醒の時出でて今こそその刃を見せろ!来い!《Ds-ダーク・ストリームブレード》!!」
《攻撃力:2100/ランク:4/ORU:2》
「……エア・ストリームソードが…」
真っ黒なエア・ストリームソード……まさかとは思うけど、やっぱりスカイソニッカーたちのコピーデッキなのか……。
「ダーク・ストリームブレードが召喚に成功したことで、効果を発動!相手のカードを二枚までデッキに戻す!俺は二枚の伏せカードを選択!」
「罠カード《勇気の魔陣》発動!相手モンスターのカードを戻す効果を無効にし、このターン、相手は召喚・特殊召喚が行えなくなる!」
「さすがだな、俺はカードを二枚伏せターンエンド」
《手札:2》
バカにされてんのか、誉められてんのかわかんねえな……。
「どうした!早くカードを引け!」
「わあってるよ!俺のターン、ドロー!!」
ダーク・ストリームブレードがめちゃくちゃ気になるけど、問題はあれが進化するならってことになる。
狩也とのデュエルが分からない以上油断してたら間違いなく負ける、それは分かっていないと。
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「…気になるけど、なんで、」
『何故……?』
「アンタはアストラル世界の意思だろ?九十九遊馬を遊矢に吸収されたのに力貸すかよ普通」
『……我々は彼の意志に背くことはできない、彼が言うのならばそれがアストラル世界の意思となる』
頭が堅い連中…。
「なんにしてもお断りだ」
『何故だ』
「俺はアイツのところに行く、お前が手助けしたら俺はここに留まるって意思を見せてるも同然だ」
遊矢を裏切ることはしたくない、時間はかけても遊矢のところへ、行かなくちゃいけないんだ。
『…君は愚かだが、その考えには賛同しよう。行けるならば、だがな』
「行くさ、それしかできないなら」
~~~
どうする…攻撃を無闇には仕掛けられない……だからと言って守ってたら、その間に逆転される…!それなら…!
「俺はホープ・オブ・ソードでダーク・ストリームブレードを攻撃!シューティングスターブレード!」
「来たか……!ダーク・ストリームブレードのモンスター効果発動!オーバーレイユニットを一つ使い、バトルする相手モンスターの攻撃力を加える!」
《攻撃力:4600/ORU:1》
「…バトルは続行!いけっ!」
「なるほどな、なんらかのカードで防ぐってわけか!」
読まれてる…!だけどここでダメージを受けたらまずい、なら…!
「手札から速攻魔法《双剣の盾》!戦士族モンスターのバトルを無効にして、互いにカードを一枚ドローする!」
「ふーん、だが、俺も罠発動《エターナルクロス》!ホープ・オブ・ソードを対象に発動、そのモンスターの攻撃力を0にし、2ターン後に破壊、相手に攻撃力分のダメージを与える!」
「っ……」
エクシーズチェンジを狙われてる…次のターンまでに活路を見出ださないと…。
「カードを一枚伏せて、ターンエンド!」
《手札:3》
「俺のターン、ドロー!さぁ行くぜ、俺はダーク・ストリームブレードでダークネスエクシーズチェンジ!」
エクシーズチェンジ…!!エア・ストリームソードの進化ってことはやっぱり…。
「絶望孕みし極大なる闇、その力解放し世界を変えよ!《暗黒剣士 ディスペア・オブ・ブレード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:4/ORU:2》
「ディスペア・オブ・ブレード……」
「まだ終わると思うなよ、これだけじゃない!」
「えっ…!?」
これ以上の進化……なにがくる…!!
「ディスペア・オブ・ブレード、ダークネスエクシーズチェンジ!!1体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!」
「うわっ…!!」
「時空越えし虚無の魔石、輝きし太陽を黒く染め上げよ!《虚構零騎士 ブラックコア・ナイトメアブレード》!」
《攻撃力:2500/ランク:5/ORU:3》
……あれって、エネアード・サンシャインブレード……なのか…!?
そんな…コイツ、ここまで……。
「お前の仲間を仕留めたモンスターだ、お前もコイツで仕留めてやるよ」
「仲間……まさか、」
狩也がコイツにやられたのかよ……!!
「お前!!」
「感謝しろよ、お前も地獄に送ってやる!ブラックコア・ナイトメアブレードの効果!オーバーレイユニットを一つ使い、墓地のモンスターを二体まで除外し、その攻撃力の合計を加える!俺はダーク・ストリームブレードと追撃のラッシャーを除外し、攻撃力を3600ポイントアップさせる!」
《攻撃力:6100/ORU:2》
攻撃力6100……これがアイツの力……。
「行け!ブラックコア・ナイトメアブレード、ホープ・オブ・ソードを破壊しろ!ヘルブラストスラッシャー!!」
「罠発動!《プラトーの風》!自分フィールドの光属性モンスター1体を除外!風属性モンスターをデッキから守備表示で特殊召喚する!来い《Zs-レグルスの番人》!」
《守備力:2000/レベル:4》
「チッ…防いだか……」
強い……ただのパワー押しに見えるけど、ちゃんと考えてカードを選んで使ってる…もしかしたら《エターナル・クロス》もこれで勝てなかった時の保険だったのかもしれないし。
人使いといいデュエルといい、やっぱりコイツにはなんか人間にはないなにかがある…。
「面食らった顔してたわりには良い対処じゃねえか、だが、コイツで終わりだと思うなよ」
「どういうことだよ…」
「ダークソニッカーはスカイソニッカーと写し鏡の存在、希望の対義が絶望であると同じ。つまり、お前が力を生み出せば、写し鏡に写った力は俺にも宿る」
……つまり、俺のモンスターたちのコピーが大量にいる……?!
「闇の力になった俺のモンスターを俺が…!?」
「ま、正解だな。お前が世界を救うなら、その力で俺はお前を倒し、世界を滅ぼす」
エア・ストリームソード、ホープ・オブ・ソード、エネアード・サンシャインブレード…残りの進化は3体……能力が全く分からないモンスターをあと3体も残してる…?
「精々足掻いてみせろよ、ターンエンド」
《手札:4》
《攻撃力:2500》
「…このエンドフェイズ、ホープ・オブ・ソードはフィールドに特殊召喚される!戻ってこい!」
《攻撃力:2500/ORU:0》
~~~
「僅差なのに鏡の方が強い…」
「同じ力の戦いにも関わらず、同じを実力でカバーしていくなんて……」
「チッ、情けねえ野郎だな」
「んだとベクター…!!」
「やめろアリト」
「だが…!!」
「……(遊矢、遊馬ならこのまま終わらねえ、なんとかしてみせろ)」
~~~
「俺のターン、ドロー!」
悩んでも仕方ない、同じ力なら俺にだって勝機はある。いや、同じじゃ終わらせない、俺はその先に行ってみせる――!!
「俺はホープ・オブ・ソードを素材に、ライトニングスカイ・エクシーズチェンジ!!」
「………」
「1体のモンスターでオーバーレイネットワークを構築、今こそ轟け!!遠き魂の結晶よ、更なる希望をここに示せ!現れろ!《迅雷光天聖騎士 エネアード・サンシャインブレード》!!」
《攻撃力:2500/ランク:5/ORU:1》
「来たか…だがな、効果は使わせない!ブラックコア・ナイトメアブレードの更なる効果!1ターンに1度、相手モンスターエクシーズのオーバーレイユニットを1つ墓地に送る!」
《ORU:0》
オーバーレイユニットを墓地に送る効果まであったのかよアイツ…!
「これで効果は発動できない、よって攻撃力は越えられない!」
「それはどうかな!」
「…?」
「装備魔法《オーバーレイユニッター》!装備モンスターにオーバーレイユニットがない時、1ターンに1度、このカードで代用して発動できる!これでエネアード・サンシャインブレードの効果発動!」
「オーバーレイユニットの代わりになる装備魔法だと!?」
エネアード・サンシャインブレードの効果、オーバーレイユニットを一つ使うことで、相手モンスターの攻撃力を0にして、攻撃力をこのモンスターに加える。
「これで攻撃力は5000だ!」
《攻撃力:5000》
「しまった…!」
「行け!エネアード・サンシャインブレードで、ブラックコア・ナイトメアブレードを攻撃!ビッグバン・ストームブレード!!」
「っ…!うぁぁぁああああっ!!」
《鏡のライフ:500》
「見たか!これが俺の実力だ!」
限界を越えてこそのかっとビング!俺はまだまだ自分を越えられる…!!
「永続罠《シャドーキュア》発動!バトルでモンスターが破壊され、ダメージを受けた時、ライフを1000ポイント回復させ破壊したモンスターの攻撃力と同じ攻撃力のモンスターを特殊召喚する!蘇れディスペア・オブ・ブレード!」
《攻撃力:2500/ORU:0》
《鏡のライフ:1500》
「また…。カードを一枚伏せてターンエンド!」
《手札:2》
「負けるものかよ、この程度で…」
「鏡………」
――――――――、
―――――、
「誠泣かないで」
「鏡くん、」
「そうだよ、だって友達だから」
「襷ちゃん、」
「大丈夫、大丈夫だよ」
神になって世界を変えると誓ってから、ずっと忘れていなかった。
「何故だ襷!!お前が、お前が俺を!?」
「分からないんですか。貴方のその罪は、神に値するものではないことが」
「やめろ!!誠を、世界を救う願いは――もうすぐ叶うのに――!!」
「大丈夫、きっと変わりますから。世界は、幾億もの時を越えて」
時を越えて変わるだけじゃダメなんだ。
今苦しんでいるお前が救えなくて、世界が変わるわけがない。
なのに………、
「俺の邪魔をするな―――!!襷!!」
「……さようなら、鏡」
――――、
――――――――、
タスキは、二人の友達だったのか……。
だから、あそこまで…。
「今度こそ邪魔はさせない、必ず――世界は変える――!!」
「その想い、今の俺なら分かる。身近な人のため、力を尽くし続けた。だけどな、鏡――お前のやろうとしてる『それ』は許されることじゃない。」
人間が神になるなんて、そんなことで世界を変えて人を救うなんて、
「世界は人が変えるものだ!この世界はお前だけの世界じゃない!」
「ほざけ、俺は俺の友のために世界を変える!!お前の力などに止められはしない!」
「止めてみせるさ!俺が希望を持つ限り、仲間たちの想いがある限り、俺は負けない――!!鏡!デュエルはまだ終わらせない!俺が諦めない限り!!」
141話へ続く
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【あとがき】
今回の一言「ラスボス戦とは思えぬゆったり感」。
あれ?これ下手にエースモンスター全部出そうとするとあと3話くらい使うんじゃねーか……?さすがに勘弁してください。あ、でも実際尺はギリギリです。一話ラグがあるかもしれない。
遊矢と鏡が意外に通じる部分があるのか知らないけど互いを認めながらも否定する姿勢を見せ続けてるところがやっぱり自分自身とは違うって言いたい部分なんだろうか。でも大体似ったか依ったかしてるね、つか性格以外ほぼ一致してんじゃねーか。
でも鏡は誠より良い子だよね、依存してくるから誠は厄介、鏡はヤバイと感じたら切り捨てるタイプ。
長らく謎になっていたタスキが色々判明しました。友達っつーか鏡の幼馴染み、誠とも知り合いではある神社の巫女。玉津藻之襷がフルネーム、玉藻の前が襷に乗り移って巫女として生きていたのが遊矢と同行した時のタスキ。実際あんなノリノリなわけがない。
ヒカルが前回のあとがきで言った通りキノコ生えてる状態になってる件、デュエルフェイズと心理フェイズでここまでギャップの激しい1話を書いたのは鏡編以来かもしれない。これにはさすがのエリファスもドン引き。
バリアンジャーとアミちゃんは遊矢のデュエル観戦中、アリトが過激派すぎてどうしよう、ベクター煽んなよ……。
次回!!互いのエースモンスターが大集結!とにかくヤバイです!
希望VS絶望、太陽光VS黒核夢、そして螺旋剣、銀河旋風竜騎士。希望剣に該当する残り3体とは……?
そして、決意の時は訪れる。
完結まであと5話!
【予告】
遊矢と鏡のデュエルが繰り広げられる中、無力さを思い悩み、次第に焦りを感じるヒカル。
一方、互いに譲れない想いをデュエルに変えてぶつけ合う二人は、予告した2体のエースモンスターを呼び出し、激闘を展開していく。
そんな中、遊矢の新たな力・ゼアルアーマードとホープ・ブレード、鏡の力と新たな闇が激しくぶつかり、遊矢に危機が訪れる…。
次回!第141話「絶望の化身」
【予告】
Lighting skyに次ぐ、三部作第二弾にして聖桜作品第5作目!!
主人公はひ弱で泣き虫な少女・心結遊乃。
遊乃には人には言えないとんでもない秘密があった。
ある日、転入先の学校で秘密に関わる喧嘩をしてしまった遊乃は喧嘩の相手・明日氷とデュエルで決着をつけることに!
しかし、遊乃はデュエルのデの字も知らないスーパー初心者で……。
遊乃がデュエルと出会うことで、新たな物語が動き出す。
物語はまだまだ中盤戦―――。
遊☆戯☆王Muse-SONG
今春連載開始!!