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ジェレスタ136「 未 来 は 希 望 ! 我 が 名 は 「 原 始 新 星 竜 」 ! 」




「俺は、天の光でオーバークロス!!」


「これって…風の力…!」


「月の希望纏う運命の光――フェイトシャイニングアーマード!!」


『フェイトシャイニングアーマード…』

「ヒカルがアーマードを使うなんて…!」

……これが、俺たちの運命を変える力…。これなら…!!

「俺のターン!ドロー!!」

「…」
『今更何を……』

「ギャラクシー・カオスはスタンバイフェイズに帰還!そして、魔法カード《クロス・フェイト》を発動!
《攻撃力:4000/ORU:0》

《クロス・フェイト》は自分フィールドに闇属性モンスターエクシーズが存在する時、ランクを同じにしてエクストラデッキから効果を無効にして、光属性モンスターエクシーズを特殊召喚する。

「来い!《フェイトルーツ・ギャラクシー・ドラゴン》!」
《攻撃力:4500/ランク:9→8/ORU:0》

「フェイトルーツ…ギャラクシー・ドラゴン……」

「このカードを発動したターン、フェイトルーツでバトルは行えない

『その程度のカードなど……』

「それはどうかな」

『なに…?』
「……まさか…」

ランクを同じにしたのは意味がある、むしろ意味がないわけがない。

「ランク8のギャラクシー・カオスとフェイトルーツで、レギオンエクシーズチェンジ!!二体のモンスターでオーバーレイネットワークを再構築!現れろ!レギオンエクシーズ!!」

「よっしゃ!行けヒカル!!」

「混沌を照らす銀河の力、運命の起源遡り、闇包む空を照らせ!現れよ原始新星竜!!《クロスノヴァルーツ・オリジナル・ドラゴン》!」
《攻撃力:5000/ランク:8/ORU:2》

………、《クロスノヴァルーツ・オリジナル・ドラゴン》……。原始のドラゴン…。

『レギオンエクシーズ……』

「クロスノヴァルーツの効果、このモンスター以外の効果を無効にし、モンスターの攻撃力を元々の数値に戻す!プライマルシャウト!」

《攻撃力:0》
「ザッハトルテの元々の攻撃力は0…!」

「よっしゃあ!これで攻撃力差が5000も!すげーぜ!」

『まだだ――!』
「手札から速攻魔法《マリオネット・リピート》を発動!ザッハトルテの効果を得て、ザッハトルテの攻撃力は再び3500へ!」
《攻撃力:3500》

3500じゃライフは削りきれない…だが、

「行け!クロスノヴァルーツでザッハトルテに攻撃!ラグナロクフレアストリーム!!」

「っ……!!」
《トルテのライフ:300》

「あっ…ライフが…」

いや、これでいい、むしろこうしなければいけなかった。

「ライフは300…次のターンで、そのモンスターを破壊すれば、私の勝ちです」
『そうだ(手札の《マリオネット・チャーム》は相手モンスターを《マリオネットトークン》に変える…次のドローでモンスターを引けば…)』

「それは不可能だ、このターンで終わらせる」

「なっ……」

「クロスノヴァルーツの効果発動!オーバーレイユニットがあるこのモンスターは、1ターンに1度、墓地の相手モンスターを二体まで除外し、相手に1000ポイントのダメージを与える」

「まさか対象は…リカティナとザッハトルテ…!?」

「そうだ!」

これが運命を変える一撃、あの扉が産み出した闇を、俺が消し去る!

「書き変われ!運命!!クロスノヴァルーツ、闇を裂け!クリアノヴァパージ!!」

『バカな…!我が力が、アストラルの力が―――破れるのか――!』
「―――――!」

《トルテのライフ:0》

《WIN:朽祈 ヒカル》

「――――……

『汝……その行為、愚かと分かっているのか……?

「分かっている、当然だ」

人の運命を変えるのは人生を変えてしまうも同然、歴史が変わっていく。恐らく、みんなの記憶からアイツがいた事実は消える……。

「だが、お前がしたことに比べればこの程度のこと…!」

『我は願いを叶える存在、皇の扉は代償を欲しがるもの』

「…なら、俺がその扉を壊す。そんな憎しみしか生まない扉が存在するなら、必ず壊してみせる!」

『―――その覚悟、いずれ答えてやろう。往け、少女の元へ。我は何処かの世界へ、消え去るだろう――――……』

……消えたか…、あとは、…もう迷う暇はないか。

「……、終わった、のですね」
「ああ、後は…」
「良いんです。貴方が運命を変えてくれるなら、消えても、怖くはありませんから」
「…分かった」

フェイトシャイニングアーマード……いや、ゲデヒトニスの力である「運命に介入する能力」。きっとこれで………、


~~~


「お姉ちゃん、しっかり掴まって!」
「えっ?ヒノ?」

「せえのっ!とりゃあ!!」

「!待って!!ヒノ!」

「ばいばい、お姉ちゃん…きっと……」

僕は、死んじゃうから。元気に―――、

「大丈夫、」

「!誰?……天使、様?」
「お前は生きるんだ、お前の姉さんのために」
「お姉ちゃんの、ため?」
「あぁ、行くんだ。まだ道は残されてる」
「…!あそこ、いっつもお屋敷をこっそり出ていく道だよ?なんで知ってるの?」
「天使は、なんでも知ってる。そう覚えておいてくれ」

「うん!ありがとう!天使様、絶対に忘れないよ!ばいばい!」

「さよなら」


――――、


「離してください!」
「行ってはいけませんお嬢様!」
「ヒノ様は必ず探して参ります!」
「ダメです!私が、私がいきます!ヒノは―――!!」


「――――――!!」


「…!あの、声は……」

「おねえちゃーん!」

「ヒノ!」
「お姉ちゃん!」
「無事だったのね!」
「心配したぞ!」
「迷惑かけてごめんなさい、お母さん、お父さん」
「いいのよ!みんなが無事なら…!」
「でも、あんな崩れる屋敷からどうやって……」
「えっとね、天使様が助けてくれたの!」
「天使様?」
「うん!とっても優しかった!」

……ありがとう、天使様。また、どこかで会えるよね。


~~~


「―――、…変わった……?」
「…そのようですわね」

…!そっか、歴史が変わって、体が消滅しそうになってるのか…。

「…いつか、」
「…!」
「いつか、また会えますか……?」
「……会えるさ、俺達が絆で繋がっている限り、きっと、どこかで」

「……ヒカル」

まだうまく言えないけど、絆がある限り、どこかでなにかがある気がする。性格真逆の遊矢と俺がこうやって二人でいるみたいに。

「そーだな!!」
「うわ!」
「トルテ…じゃなくて、イブだっけ!イブも、俺たちの友達だからな!」
「友、友人……あぁ、なんて良い響き…こんなに嬉しいことは、ありませんわ」
「…イブ、」
「はい、なんでしょう…?
「ありがとう」

イブがいなければ、きっと今の俺はいない。確かに困難しかなかった、苦しみだった。でも、それを乗り越えて絆を分かち合えた、それが、とても嬉しい。

「…私も、ありがとうございます。…絶対に、絶対に会いますから」
「…うん」
「それでは、――さよならです」
「いや、さよならは言わない」
「?……そうでしたわね、また、いつか、会いましょう――――……」

…………、また、いつか………。

「…」
「……ヒカル…」
「…大丈夫だ、大丈夫。――早く、先に進もう」
「…そっか、うん!」

俺も、またいつか、お前に会いたい。未来で―――。


~~~


「……チッ…使えねえ女だな」

『…希望』

「んあ?なんだよ、いきなり」

『希望が運命を変えたのだ、ならば、希望が希望を絶望に変えるのもまた然り』

「……は?」

『行け、今こそ、その身の欠片を取り戻すのだ』

「…そう、だな」

『絶望に砕けぬものは、希望を以て排除せよ』

『分かっているとも、ファントム』

「……めんどくせー、さっさと行けよ、だりーなー」

「………」

「…なんだよ、その目。わざわざ戻りてえのかよ、裏切り者の分際がよ」


~~~


「………」
「またあそこに行っていたの?」
「…!璃緒さん…はい」
「そうだったのね、心配なのは分かるけれど、私たちにはやはり待つことしかできない……」
「…」
「不安にさせてしまってごめんなさい、でも、それが事実なの、待ちましょう。私たちの未来を…」

璃緒さんの言う通り、待たなきゃ、遊矢のために、私が待っていてあげなきゃ。

だから、早く…帰ってきてよね、遊矢。


~~~


「……」

空気がなんか重い……もちろん、ファントムに近付いてるからなんだろうけど、それよりヒカルが……さっきのも気になるし。

「…また広い場所に出たな」
「あぁ、うわ…嫌な気配すげえぜ」
「そうだな、この先に…ファントムがいるなら尚更」

……遂に来ちまったか、最終決戦…あそこにはファントムだけじゃなくて鏡もいるはず。でも、ヒカルと一緒なら大丈夫…だよな。

「……?…なぁヒカル!」

「…なんだ遊矢、突然…っ!」
「なんだよこれ、腕真っ黒じゃん」
「ちがっ…これは……」
「…アイツも言ってた、ヒカルが闇に閉じ込められたのはいずれそうなるからだって」
「………」
「もしかしなくても、これって結界の侵食だよな。なんで今まで黙ってたんだよ」
「…それは……」

少しくらい相談してくれればよかったのに。いっつもいっつもいっつもヒカルはそーだからー!!

「…ヒカルさーん?」
「…深い意味はない、これは俺の問題だ。解決するのは俺が…」
「ばっかやろー!」
「なっ!いきなりバカって!」
「言ってんだろ!俺とお前は仲間だし、相棒なんだ!互いのことは相談しなきゃ!自分が自分がって言ってたらいつか潰れちまうだろ!」
「…そ、そうか……」

絆の相棒、ヒカルが自分から言ってくれたこといまだに忘れてねえから。

「なっ?」
「わ、分かった…じゃあ困ったことがあったら――――!」
「ヒカル…?」

「遊矢!!っあ!」

「うわっ!!…ヒカル!」

「っ………」

誰が、どっから攻撃してきて………!

「俺だよ、遊矢!」

「………、嘘………」

『久しぶりだな、よくここまできた』

そんな、どうしてこんなところに……。

「……遊矢………!」


――「君達の中に裏切り者がいる」

まさか、野依が言ってた裏切り者…それが……、


「遊馬……さん……」











137話へ続く


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【あとがき】


今回の一言、「天使様マジ天使」
公式で天使扱いされるヒカルさんマジスゲーです。そして回収されない伏線を張りたがる聖桜、何言ってるのか分かりませんね。

い、今起こったことをありのままに話すぜ…!死を覚悟して目を閉じたら天使様に助けられていた…!なにを言ってるかry
はいすいません悪ふざけですごめんなさい。でも普通ならこうなるだろうね。
トルテさんもといイブ姉ちゃん幸せになれ、幸せになれ。あのあと、歴史改編された後は普通に足も治り、日本人と結婚して、生涯を幸せに終えます。幸せになったよハルトオオオオオオオオ!!!
フェイトシャイニングアーマード、唯一無二、ヒカルが遊矢と同じ力を持った状態……ギャラクシーとアーマードはちょっと違うからね。セレネウスを持ってたゲデヒトニスの力も合わせた結果の産物。ゲデヒトニスがいなければ実は成立しない化け物級のチート。
以前のコープスパロで先駆け登場してますよね?つまり、死の運命を無意識下ですが、その手で変えたんです。確定した事実を越えた運命の書き換えを可能にする、まさに運命を変える力にふさわしい能力があります。
そして、お 待 た せ ! 精神科医がやってきた(敵)遊馬先生がカウンセリングストレスで味方陣営を凪ぎ払いにいくスタイル、精神科医は辛いよ。<かっとビング増やしておきますねー

次回!!遊矢、試練のデュエル!?憧れの人は………。
ファントムに近づく中、遊矢たちを襲撃したのはなんとあの遊馬!?彼に一体何があったのか、そして明かされる真実とは!?
完結まで10話切ったよ瑠璃イイイイイイイイイイ!!!!!

このあとちょっとおまけがありますよ!


【予告】
ファントムのいる最深部に近づく中、遊矢とヒカルを襲撃したのは遊馬とアストラルの二人だった。
戸惑う遊矢にデュエルを申し込む遊馬。だが、遊矢はあまりに突然すぎる事態に、デュエルすることを拒んでしまう。
しかし、遊馬の口から発された驚くべき真実を聞いた時、月の遺跡での出来事のように、遊矢に異変が……?
次回!第137話「立ちはだかるは遊馬!?遊矢VS遊馬 魂を賭けたデュエル」






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遊戯王Lighting sky
オルフェウスの救世主




時計塔版公開決定!





ピクシブ版ではあえなくカットされたシーンが時計塔版では見ることができる!!


更に!!




遊戯王Lighting skyの後続作品が正式に決定!




遊戯王EXTRA STAGE




遊戯王Muse-SONG



ダブル連載決定!



ESは第一話をリメイクし、完全復活!



Museは二話からガンガン進んでいきます!




二人の主人公にご期待ください!!