今日は
夫のことを書かせて頂きます。
60代の夫が今でも
ネガティブな記憶として残っていることを
要約してお伝えさせて頂きます。
（夫の承諾済み）
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夫は
田舎育ちの男3人兄弟の末っ子。
昔の田舎は三男に権限がなく
どんなに長男がぼんくらでも
（長男は財産を飲み代に使い散財した）
親戚からは三男より長男と言われ
どうせお前は三男やからと
自分の意見は
取り合ってもらえなかった様で
夫は
そんな経験がトラウマになり
あまり人に自分の意見を
言わなくなったそうです。
夫の母親は
土地持ちのお金持ちだったので
父親は親の言いなりで婿養子に。
夫が物心つく頃には
両親の夫婦仲は冷めていたそうです。
冷めてはいましたが
夫婦喧嘩を見ることはなかったし
親から手をあげられたこともなかった夫。
いっけん
毒親育ちではなさそうに思いますが
父親は昼は仕事、夜は飲み屋に入り浸り
家族でどこかに遊びに出かけたり
旅行に行った記憶がない。
冷めた夫婦仲に悩んでいたのか
母親は実姉が勧めた新興宗教にはまり
気づけば
姉と一緒にリーダー的存在になり
明けても暮れても信心で
しまいには
3人の子どもを置いて
夜ご飯も作らないまま
夜の集会に行くように。
おまけに
母親から
あんたはお酒に酔ってついでに出来た子。
おろそうと思ったけど
お腹を蹴って抵抗したからやめた
と言われた。
（そうだとしても言うたらあかんやろ）
父親は
お金にドケチだったので
上靴買うからお金が欲しいと言えば
とても嫌そうな顔をしたそう。
そのトラウマから
お金をしぶられると嫌悪感が湧く夫。
（昔の私はお金に苦労したので
お金が減ることが怖くて
夫からお金がいると言われたら
すんなり渡せませんでした）
父親のことで
夫が大人になってわかったことが。
家族にドケチなくせに
愛人を作っていて
その愛人に800万も使っていたことが発覚
（子どもより愛人に使うなんて）
そんな状態で育った夫は
親の愛も知らないまま
まともに勉強もせずに
田舎のヤンキーになりました。
夫は
高校を中退したので
学歴コンプレックスが強くなりました。
高校中退では就職も難しく
夫は馬が好きだったので
草競馬の騎手になろうとするも
身長が高くてなれませんでした。
結局は
勧められるまま夜の世界へ入り
バーテンダーになりました。
25歳になって
将来のことを考える様になった夫は
水商売でいつまでも
働けないと思い悩んでいたところに
運良く2番目の兄が
兄が工場長として
勤める今の会社に引っ張ってくれて
兄弟で工場を営むことに。
元々は
真面目でルーティン得意な夫。
手先も器用で正確なので
今では
腕利きの職人になりました。
（夫は今の仕事が楽しくて
天職だと言っています。）
おかげさまで
会社からは定年になっても
働けるまでいて欲しいと言われ
定年後の今でも
結構な高待遇で働かせて頂いています。
余談ですが
そんな夫の人生を振り返り見ると
人の人生は
学歴うんぬんではなくて
運を掴むタイミングと継続かも。
こうやって
夫の親のことを書き出してみると
たいがい毒親やなと思います。
（そうともわからずに
お2人とも旅立たれました）
夫の場合
暴言暴力は受けていないのですが
子どもに無関心だったので
それも立派な虐待です。
そんな親に育てられた夫は
良い父親像を知らないので
自分が父親になった時に
「父親らしさ」がわかりませんでした。
家族で出かけたこともなかったので
子どもをどこかへ連れて行って
喜ばせてあげよう
と言う価値観がありませんでした。
子育てや家族に対して
夫は夫の母親と同じく無関心でした。
そして
学歴コンプレックスと
三男に権限がないと言われたのとで
馬鹿にされることへの
トラウマセンサーが敏感で
子どもに軽く
お父さん〇〇知らんの〜？
と言われると
いつもは気の長い夫が
すぐにムッ！としました。
詳しくは子育てのカテゴリで
書かせて頂きます。
毒親育ちの夫に
幸せな家庭がどんなものか
わかるわけもなく
おまけに
私も毒親育ちでしたので
（次回にお伝えします）
そら
うまくいくはずなかったんです。
やはり
親の夫婦仲が
子どもの情緒、その後の人生に
いかに影響を与えるかよくわかります。
ですが
夫のご両親も
好きで毒親になったわけではないはず。
きっと
ご両親も親の愛を知らずに育ったのでは
ないかなと思います。
親の愛情に満たされて育っていれば
もっと子どもに愛情を注いだはずです。
毒親の世代間連鎖を断ち切り
円満夫婦の世代間連鎖を
繋げていくためには
自分の感情やトラウマと向き合い
自分の機嫌を自分で取るスキルを
身につけて実践して
お互いの価値観を理解し合って
いい塩梅の着地点を見つけていく
ことやと思います。
私の機嫌の取り方は
また追々書かせて頂きますね。
次回は私の生い立ちとトラウマについて
書かせて頂きます。
私の生い立ちは
なかなか波瀾万丈で壮絶ですので
何回かに分けて書かせて頂きますね。
またのご訪問をお待ちしております。