前回の山行から二週間、今月末の山行に向けても山に訪れないとなりません。
天気予報とにらめっこしながら急遽望んだお山はやはり西穂高です。
ロープウェイの始発に乗り、9時7分に西穂口駅を出発し50分、9時57分に西穂山荘に到着です。


しばらく、山荘にて休憩の後さらに進んで参ります。
画像は笠ヶ岳です。


稜線まで登るといつもの景色が迎えてくれます。


11時5分、1時間58分で独標に到着です。


独標にて栄養補給ののち、下って参ります。

しかし、ここで思わぬアクシデント発生です。
独標手前の斜面にて調子が悪いなと思っていたのですが、独標を下り次のピークを登り始めたあたりから急に吐き気とめまいが強くなって参りました。
とにかく斜面がとてつもなく急に感じてしまい、とても斜面を登れるように思えなかったので残念ながら独標に引き返すことに致しました。
初の経験でしたが、後から思うとこれが高山病だったのかもしれません。


独標に引き返し30分ぐらいは休憩したのでしょうか。体調はだいぶマシになったかなと思って寛いでいると、ご覧の景色を見る事が出来ました。


めまいも無くなり、ここで引き返す訳には行かないと再び先に進む事に致します。
*画像はピラミッドピーク手前から独標方向を振り返ったものです。


12時20分、だいぶ遅くなりましたがピラミッドピークに到着です。


今日はここまでかなと思っておりましたが、まだ時間はありそうです。少し先に進む事に致しました。


このあたりから西穂山頂はガスに覆われたかと思えば、山頂が現れたりを繰り返しておりました。


12時44分、4峰チャンピオンピークに到着です。


ここに訪れたのは3年以上前でしょうか。
記憶は当てにならないですね。前回の記憶と異なり、今回の印象ではピラミッドピークからここまでは独標からピラミッドピークまでより危険度は少なく感じました。


ここから見ると主峰はすぐそこにに見えておりました。ここから西穂高岳山頂までは30分強でしょうか。


目の前にはカッコいい西穂高岳が見えておりましたが、ここから山頂までは往復1時間は必要です。残念ながら今回も山頂は諦める事に致しました。
ただ、独標あたりからのあの状況からここまで来れたのにはとても満足致しました。
これで、今月末に予定している山行への自信も得ることが出来た今回のチャンピオンピーク登頂でした。

今回も西穂高岳山頂には伺うことが出来ませんでしたが、やはり山は逃げ無いがチャンスは逃げると実感した今回の山行でもありました。
恐らく、先月にここに訪れた時は先に進んでいれば西穂高岳山頂に到着出来たはずでしたから。

【参考タイム】
西穂口駅 ⇔ チャンピオンピーク

2021年9月7日(天候: 晴れ/ガス)

西穂口駅(9:07) → 西穂山荘(9:57) → 丸山(10:19) → 独標(11:05) → ピラミッドピーク(12:19) → チャンピオンピーク(12:44) → 独標(13:44) → 西穂山荘(14:38) → 西穂口駅(15:42)

歩行距離: およそ9km
行動時間: 6時間35分
*行動時間には山荘、独標、ピラミッドピークなどでかなりの休憩時間を含みます。

タヌキ岩です。


ピラミッドピークを下った辺りから見た9峰、10峰、11峰(独標)です。