今年の始めには梅雨明けは大日三山と思っておりましたが、このところ知人が相次いで剱岳に登頂です。これは私も!とビビりながら予定を組んでおりましたが、予想外(?)の悪天予報です。
よって、三年連続のこの時期の爺ヶ岳となりました。
もともと連休だった為、前日に伺う予定でしたが、朝方青空が広がったかと思うとあっという間にガスが上がって参りました。
よって、予報がマシなこの日に伺うことに致しました。


登山口で登山届けを提出し、5時20分に登山開始です。


暑さ対策とこのところほぼ昼前にはガスに覆われるので、少し早めの出発ですが暑いです!


八つ見ベンチに到着です。この右側から南尾根に取り付くようです。
来年の残雪期は行きたいですね~


ようやく視界が広がり風が通り始めました。
ケルンまでは本当に暑く、ホント帰ろうかなと思いましたよ 笑


後立山の稜線が見えて参りました。



6月に訪れた針ノ木も見えております。


この時期の唯一の雪渓はご覧の通りです。去年よりは多いでしょうか。


山荘の直下の鉄砲坂を登りきるとコバイケイソウの群落です。
今年は当たり年のようですね。


7時54分、登山口より2時間32分で種池山荘に到着です。
トイレ休憩する間もなく、山荘の先に雷鳥家族がいるとの情報です。
チングルマのお花畑におりました!


画像では分かりにくいのですが、お母さんと雛が二羽です。


同じく分かりにくいのですが、こちらにも二羽おりました。
雛は四羽いるようでした。元気な雛は方々に歩いて行きますが、心配なのかお母さんはクークーと雛を呼んでおりました。


今回は青空が出ていたのであまり期待して降りませんでしたが、やはりここの雷鳥さんの出現率は高いですね~


しばらく雷鳥家族を眺めた後、爺ヶ岳山頂に向かうことに致します。
前回も感じましたが、下から見ると距離がありそうに見えてしまいます。


8時43分、爺ヶ岳南峰に到着です。
山荘から山頂までは、西穂山荘から独標ぐらいまでの標高差だと思いますがこちらの方が楽ですぐに着いてしまいます。


前回、前々回では全く姿を現さなかった鹿島槍が少し見えております。


双耳峰の美しい姿が見えて参りました。


ただ、この日はここまでで、これより姿を見せてくれることはありませんでした。


爺ヶ岳中央峰です。
今回も伺うことはありませんでした。


南峰の山頂では30分以上くつろいだでしょうか、。山頂では思いの外暑くなく、いつまでも居たくなるほどで、一羽のイワヒバリも山頂を歩き回っておりました。

今回もこの時期に爺ヶ岳に訪れましたがホント良い山ですね。とても300名山のお山だと思えません。
次に訪れるときは秋の紅葉か、白い峰々が美しい残雪期になればと思った今回の山行でした。

【参考タイム】
柏原新道登山口(5:22) → ケルン(6:12) → 種池山荘(7:54) → 爺ヶ岳南峰(8:43) → 種池(10:13) → ケルン(11:39)  → 柏原新道登山口(12:46) 

歩行距離:  約12.8km
行動時間:  およそ7時間24分
*行動時間には種池山荘、南峰山頂での休憩時間およそ45分の休憩時間を含みます。

今回もこの時期に訪れた柏原新道ですが、キツイですね~
特に登りも下りもケルンから登山口までがキツイです。あまりの暑さに今回も熱中症になるかと思いました。