Q:今あなたは何をしていますか。


A:Jリーグの試合を見るため、スタジアムの最寄駅に到着したところです。



ということで、本日やって来たのは日本一奪還に燃えるこちらの街。


品川駅から常磐線特急に乗れるという事実に未だ違和感を覚えつつも、まだ新しいピカピカの特急ひたち号に乗り込み向かった先はこちら、水戸である。


悲しいくらい冷たい雨が降り注ぐなか、シャトルバスに乗り込み向かった先は…。



もちろんこちら。


ケーズデンキスタジアム水戸である。


本日はJ3降格に崖っぷちな栃木J1昇格&J2優勝がかかる大宮と非常に迷ったが、客席に屋根があることが決め手となり、2年半ぶりの水戸訪問となった。



到着するや否や、もはやケーズデンキスタジアム名物と言っても過言ではない巨大ガルパン幕がお出迎え。


想像以上の大きさで正直圧倒された。



当日券(2,600円)を購入しようとしたところ、「あちらで販売しているTシャツ(2,000円)を購入すると、そのままチケット代わりになりますよ~」と言われ購入した「ホーリーホックブルーミング!Tシャツ」


たぶん、盛大な在庫処分だと思うが、思わぬ形でお買い得にチケット購入。



さらに、グッズショップでは昨年のガルパンコラボユニが5,000円で投げ売りされていたので即購入。


レジを打っていた沼田社長に満面の笑みで「ご購入ありがとうございます!」とお礼を言われて大満足。


こちらのアンコウユニ、現在自宅でも部屋着として大活躍をしている。



こちらは選手バスの到着を待つ水戸サポーター。


水戸にとっては今シーズンホーム最終戦


確率的にはJ2残留をほぼ決めているものの、今日勝って自力で残留を決め、ホームで有終の美を飾りたいところ。



こちらは、シンガーソングライター宇宙まおさんのミニライブ。


水戸ホーリーホック応援ソング「無限の力」 の作詞作曲を行ったとのこと。



そして水戸のマスコット、ホーリーくんも登場して「ホーリーくんのうた」に合わせて踊り始める。


正直、ホーリーくんのダンスよりも、帽子のサイズが合わず脱げそうになり、四苦八苦していた宇宙まおさんの方が印象に残っている。




そんなステージを羨ましそうに眺める札幌のマスコット…!?


じゃない方のドーレくんも本日は水戸遠征。



はるばる遠征してきた札幌サポーターの皆さま。


前節の勝利でプレーオフ圏内に勝ち点3差と迫り、数字上は札幌にもまだJ1昇格プレーオフ進出の可能性が残っている。


可能性がある限り決して諦めない。大きな声援で選手を後押しする。



そしてケーズデンキスタジアム名物の雨宿り


今日みたいな天候だと、やはり屋根のありがたみを感じる。




ホーム水戸サポーター。


「勝つ」という横断幕が非常に印象的。






どうしても探してしまうガルパンゲーフラ。


これだけ話題になっているものの、実はこのアニメを見たことがない。


一応「ドメサカ民」のはしくれとして、今オフ時間ができたら一度見てみようか…。



メインスタンドのあちこちで見かけた、ホーリーくん仕様の帽子。


冷たい雨が降りしきる本日の関東地方、普通に防寒具として活用できそうな感じだったので買おうかどうか本気で悩んだが、愛知県に持ち帰ったあとの活用方法に疑問を抱き今回は見送り。


最近はこういうマスコットの帽子を販売するクラブが増えてきたなぁと。



本日のスタメン。


自分の世代的にはドンピシャな選手が目白押しの札幌スタメンが一際目を引く。



試合は札幌の小野を中心としたパス回しに苦戦。


押し込まれる展開が続き、何度もピンチを迎える。



そして前半24分、札幌・都倉のミドルシュートがDFの手に当たりハンドの判定。


札幌がPKのチャンスを得る。



これを都倉がきっちり決める。


自身J2通算150試合目となる節目の試合で自ら祝砲をあげ、札幌が先制。


前半の水戸はシュート1本のみ。


全く見せ場を作ることができず、逆に何度も札幌にゴールを脅かされ、正直どうなることかと思いながら見ていたが…。



後半。水戸はサイド攻撃に活路を見出し、根気強く攻撃を展開。


徐々に水戸のシュートシーンも増え、スタジアムにも徐々に期待感が高まった後半26分…。






左からのクロスを三島が中に折り返し、最後はフリーになった鈴木雄斗が豪快に右足を振りぬく。


水戸が同点に追いつく。



試合開始前は小降りだった雨は試合開始と同時に豪雨に変わり、本当に寒いなか行われた本日のホーム最終戦。


そんな天気にも関わらず多数のお客さんがつめかけた本日の試合、その結末は本当に劇的なものであった。





後半89分、コーナーキックに三島があわせ、試合終了間際に水戸が勝ち越し。


メインスタンドは狂喜乱舞。


諦めない札幌もアディショナルタイム、ゴール前で敵味方入り乱れてのワーワーサッカーから放ったシュートがポストを直撃するなど執念を見せたが、そのまま水戸が逃げ切り、見事に自力でJ2残留を決める。




ということで最終スコア。



本日の敗戦でJ1昇格プレーオフへの望みが絶たれてしまった札幌。


また来年出直し…。



そして水戸のホーム最終戦セレモニーへ。


売店のレジ打ち担当…ではなく、挨拶をする水戸の沼田社長。



そして西ヶ谷監督。


場内マイクで喋ると自分の声が遅れて聞こえるからか、「謎の言語」を連発するなど、もの凄くカミカミなスピーチに本人も苦笑い。


ゴール裏に挨拶する選手たち。


サポーターからは、6月に志半ばで解任された柱谷前監督のチャントも…。



サポーターと一緒に記念写真。



水戸は本日の試合で、クラブ創設以来初となる年間観客動員数10万人を達成。そこには、かつて「Jリーグ観客動員ワースト」として欽ちゃんの番組に登場した面影はもはやない。


今日のメインスタンドも、様々な年代のお客さんがつめかけ「近所のおじちゃんおばちゃんが、サッカーのルールをきちんと理解していないけど、おらが町のクラブに一喜一憂している」的なアットホームな雰囲気が非常に印象的であった。


同じ県内に「いけいけどんどん」的な雰囲気のゴール裏をもつクラブがあるが、水戸はこの雰囲気をぜひ大切にして欲しいなぁと。


試合終了の瞬間、隣に座っていた水戸サポーターのおっちゃんに抱きつかれた身としては、切に感じたところである。



水戸の最終戦は来週京都で。


この時期の京都は殺人的混雑だと思われるが、ぜひ楽しんできてほしい。



ということで、名残惜しくもスタジアムを脱出。


次回このスタジアムに来たとき、果たしてスタンドはどんな風景を自分に見せてくれるのだろうか。楽しみにしたいと思う。



そして、帰りのJR水戸駅にて。









うむ、とりあえずオフにきちんとアニメを見ることにする…。


クラブだけでなく街全体にアニメが息づいている…。ここまで徹底されると逆に興味がわいてくる…。


なお、このアニメの新作映画が11月21日に公開されるとのこと。ぜひ劇場へ…。