スタジアム場内にも小熊のトラップが…。


ということで、前回の続きである。




ここ最近、比較的涼しい日が続いていたので完全に油断していたが、本日はまるで夏が戻ってきたかのような強烈な日差し。


日差しを遮るものが一切ない屋外球場、殺人的太陽を避けるように、ちょこまかと場内を探検してみる。








前回来たときは外野席観戦だったため、この球場の内野に侵入するのは3年前の北海道まつり 以来、およそ3年ぶり。


記憶のなかのコンコースと比較すると、売店が綺麗にリニューアルされており、パッと見た感じだとここが二軍本拠地球場とは思えないほどの充実ぶり。



この日はイベント開催の甲斐もあり、観衆は4千人超。


千葉ロッテのおひざ元という厳しい条件のなか、毎年アップデートを重ね続け、完全に独立国家を築いている鎌ヶ谷ファイターズ。


球団の営業努力と地域密着の着実な成功っぷりにはいつも感心させられる。




本日の両チームのスタメン。


ヤクルト側がやたら豪華なのが非常に気になる。


二軍球場あるある。「お前ここにいちゃダメだろ!」というヤジ。



試合開始前に行われた、よさこい演舞。



メンバー表の交換を行う両監督。


東京ドーム時代からのファンとしては、「田中」といえば何と言っても幸雄だ。



本日は始球式に、女性アイドルグループSNH48兼AKB48メンバーの鈴木まりやさんが来場。


ごめん、あなたのこと全く知らない



日本ハムの先発ピッチャーは、今シーズン期待されながらも結果を残せず、後半戦は二軍暮らしが続く上沢。


ヤクルトの先発は新垣という組み合わせ。




この試合の日本ハムの目玉、かどうかは分からないが、観客のテンションアップに多少貢献したと思われるのが、この選手の出場。


9月に入り打撃不調に陥り、リフレッシュも兼ねて二軍で調整中の西川選手である。


本日のスタメンメンバーの中において、実績という点では群を抜いている。



そして初回の最初の打席、いきなり格の違いを見せつけてくれた。


レフトスタンドへの見事なホームラン。


この日の西川は3安打2打点1ホームランと、この分なら1軍復帰も近いことであろう。



そして知名度ではこの男も負けていない。


今シーズン途中、巨人より移籍してきた矢野選手。


本日が誕生日ということで、最初の打席時に応援団よりハッピーバースデー大合唱。


これで気をよくしたのか、直後に鋭いレフト前ヒットを放つ。


ヤクルトの反撃は2回表。



デニングが打った瞬間それと分かる、ライトへのソロホームランを放ち、ヤクルトが同点に追いつく。



ここで少し席を外し、球場外へと移動。


こちらは「FAN'S LOUNGE」という、冷暖房完備でモニターで試合中継も楽しめる有料のラウンジスペースである。


今年の春先にオープンし、前から気になっていたので、さっそく300円払って中へ…。



入口には、ファイターズ、ヤクルト、大リーグなどで活躍された木田優夫GM補佐の特設展示コーナーが。






壁には鎌スタ18年のヒストリー展示や…。



こんな懐かしいものまで…。







有料ではあるものの、冷房が効いた涼しい室内で試合が見れるとあり、外の屋台で買った食べ物を持ったお客さんが入れ代わり立ち代わり訪れていた。



しばらくテレビで見ていたが、何やら新垣が炎上している模様だったので、4回まで見届けた後スタンドに戻ることに…。


5回裏、矢野謙次が今日2本目のヒットで出塁すると、代走の石川が大嶋のライト前ヒットの間に果敢にもホームを狙う…が、タッチアウト。


鎌ヶ谷的日常。


5回裏終了後のラジオ体操。


先発の上沢。3回以降は無失点に抑えるも、コントロールが安定せず、どうにも見ていて落ち着かない。


そして6回表、四球で出したランナーを1塁においた場面で、ミレッジにホームランを打たれてしまう。



この日の上沢は6回を投げ、被安打5、与えた四死球3、4失点という内容。


数字以上に印象が悪く、このままだと一軍復帰は来年だなぁと。



一方、この日は打線が好調。


7回裏、大嶋のレフトへの2点タイムリーツーベースで、日本ハムが勝ち越しに成功。



場内アナウンス「バッター、ミレッジに代わりまして星野、あっ西田」


なんていう、ちょっとしたハプニングもあった試合の行方は…。



上沢の後を継いだ、森内、大塚、乾の3人が、無駄にランナーを出しつつも無失点で抑え、ファイターズが逃げ切る。




最終スコア。



本日のヒーローは、逆転タイムリーを放った大嶋。


キッズインタビュアーの「大嶋選手はいつから野球はじめたんですか?」という質問に、笑顔で「四年前です!」と答え、爆笑してる人とポカーンとしてる人が半々。


大嶋の経歴を知らない世代のファンがいるのか…。本当に時の流れを感じる。



ということで、いろいろと盛りだくさんであった久しぶりの鎌ヶ谷スタジアム野球観戦。

普段ビジター観戦が多い自分にとっては、2軍と言えどもホームの雰囲気をしっかりと味わうことができた。また、本日初めて見る若手選手も多く、大いなる満足感を得て満員のバスに乗り込み、梨林地帯を脱出したのであった。


最後にマスコットの写真を。


Ribbonブランドのキャラクター、リボンちゃん。


この日はファイターズのユニフォームで登場。




この小熊と会うのも、これが今年最後。


では、また来年…。