今週は、およそひと月ぶりの関東遠征をもくろんでいたが、あまりにも体調が良くなかったため、断腸の思いで断念…。
スタジアムに行かないとは一言も言っていない。
ということで、行先変更してやって来たのは、困ったときの近場頼み、長良川競技場である。自宅から2時間半かかるのでそこまで近いわけではないが…。
なお、ロクに確認もせず目に飛び込んできたバスに乗り込んだところ、見事に乗り間違えるという初の経験をしてしまい、仕方なく途中下車して歩いて来たら第3ゲート前に到着。
こんなゲートがあったことに初めて気付いた。
本日の対戦相手はロアッソ熊本。
岐阜とは2008年に、同時にJリーグに加盟したいわば同期である。
くまもんではない。
ロアッソ熊本名物サポーター「モンズ軍団」の一員「がくモン」さんである。
実は2年前 に一度会っている。
他にも、すれ違う岐阜サポとハイタッチしたり写真をお願いされたりと、「がくモン」さんが人気なのか「くまモン」が人気なのかは敢えて突っ込まないが、とにかく忙しそうであった。
ミナモ単体でもパチリ。
なお、視界が悪いのか焦点が定まらず、やたらとフラフラしていたこちらの2人のことは良く知らない。
本日の試合は「各務原市ホームタウンデー」として開催されていた。
屋台村横では、自衛隊各務原基地ブースも設営され、自衛隊で働く車や偵察用バイクの展示もあり。
最近巷でこういったタッチの募集広告を良く見かけるが、果たしてどの程度の訴求効果があるのだろうか…。
試合開始直前には、なんとヘリによる「空中始球式」が行われる。
本日試合で使用される公式球が、ヘリから投下されるというなんとも豪華なイベント。
FC岐阜、なんとなく金の使いどころを間違えている気が…。
ぐんぐん風に流され、ゴール裏スタンドに飛び込んでしまう。
もしここが万博競技場だったら、絶対アウェー側からやり直せコールが出ていることであろう。
さらに本日は、FC岐阜応援マネージャーを務める元乃木坂46の「ねねころ」こと「伊藤寧々」さんも来場。スタメン発表を担当するというサプライズも…。
これまた金がかかっていそうな気がしなくもないが、これは全力で許す。
ぜひ姿を拝見したいところではあるが…。
相棒の光学20倍ズーム搭載のコンデジではこれが限界…。
ちなみに、みさっきーみたく場外にも出てこないかと、試合前ずっと外をウロウロしていたが、やっぱり会えず。
そもそも長良川競技場は、岡山みたくステージは設営されていないし、仮に出て来ようものなら大混乱に陥り、岐阜の普段の警備状況を見るにとても対応しきれないことだろう…。
ねねころちゃん、ハーフタイムにも登場。
ちなみに、伊藤寧々さんは2008年、FC岐阜のチアリーダー「GREEN ANGELS」の1期生としての活動経験がある。その後、2011年にアイドルグループ「乃木坂46」のオーディションに合格し、昨年同グループを卒業するまでの約4年間、アイドルとして活動していたことになる。
そして今年、再び岐阜に帰ったきたということで、今回の応援マネージャー就任は7年ぶりの古巣への復帰になる。
なんとなく、放流した鮭が成長して戻って来た絵を想像した。
それにしても、下部組織で自前で応援マネージャーを育成するFC岐阜素晴らしい…。
この日は、当時踊っていたダンスナンバーを披露。「GREEN ANGELS」に所属していたときから随分時間が経っているが、それでもやはり体が覚えているのだろうか、見事なダンスを披露。
元アイドルということで相当な話題になったが、単に「地元のクラブ」ということだけでなく、元々クラブに所縁のある人だからこそ、恐らくマネージャーの仕事も受けてもらえたのであろう。
できることなら、これからも「仕事抜き」にクラブを愛してもらい、継続的な関係を築いていって欲しいと切に願う。
ねねころにすっかり心奪われてしまったが、本日の試合内容も簡単に振り返り。
知らないうちに、「フィールドシート」的な席ができた模様。
一度もこういう席で見たことがないので詳しくは分からないが、傾斜が全くないピッチレベルからの観戦は、相当見づらいのではないかといつも思う。まぁ、臨場感はあるかもしれないが…。
ところで、ここに椅子をたくさん並べて全体で1万5千席になるようにすれば、J1のライセンスがもらえるだろうか…。
選手入場時の様子。
夏休み中ということもあり、スタンドはなかなかの客入り。
本日のスタメン。
今日初めてお会いした選手はこちら。
コンサドーレから移籍してきた札幌のレジェンド、砂川誠。
賛否両論あったが、今日の動きを見た感じだと、まだまだやれそうな印象。
サッカーは年齢ではないと改めて実感。
負傷した熊本の選手の足を支える優しい砂川さん。
熊本には元代表戦士の姿も。
本日途中出場した、代表キャップ数38を誇る巻 誠一郎。
ロアッソの田中達也。
こちらは元代表の方ではなく、同姓同名の別人である。
本格的な夏を迎え、かなり芝生が荒れていた今日の長良川。
やはり日本の高温多湿の気候は芝には非常にキツイ…。
試合内容の振り返り。立ち上がりは、互いにロングボールを多用する盛り上がりに欠ける展開。
岐阜は、徐々に熊本にペースを握られ、受けに回る場面が多くなるが、フィニッシュの精度の低さに助けられて前半を無失点で折り返す。
後半、徐々に攻勢を強めた岐阜は、ショートパスを駆使して相手陣内に攻め込んでいく。
何度か惜しい場面も作るが、ゴールを割ることはできない。
すると後半13分、ゴール前のフリーキックを清武功暉が直接決め、熊本が先制。
岐阜は終盤、サイドから反撃の糸口を見いだそうとするが、同点に追い付けずに結局敗戦。
2試合連続の完封負けとなってしまった。
試合終了後のロアッソの選手たち。
人生3回目の熊本戦観戦で、ようやく現地で初めて「カモンロッソ」を拝む。
個人的に熊本と言えば、熊本城でもくまモンでも武者がえしでもなく、やはり「カモンロッソ」なのである。
一方驚くほど静かだった岐阜ゴール裏。
徐々にJ3の足音が近づきつつあり、苦しい戦いが続く。
個人的には、ようやく動員も少しずつ増え、岐阜市民にも認知されつつある状況のなか、なんとしてでも岐阜にはJ2に踏みとどまって欲しいと切に願う。
「所属カテゴリーに動員や経営が左右されるのは、クラブに力がない証拠。J3で一からやり直せ」という意見も分からなくはないが、J2昇格初年度からずっと岐阜を見ている身としては、今J3に落ちるとようやく好転してきた流れが一気に無に帰すことになってしまいそうで、本当に怖い…。
ということで、熊本サポーターの歓声が湧き上がる長良川競技場を脱出。
今日の観衆は7,272人となかなかの観客数。
次回こそはホームの大観衆に応える勝利を…。