沼津近郊の寺【乗運寺】 | 「龍さんのプログ2」沼津あれこれ

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撮影場所:

撮影日:2008年3月13日 (木)

にほんブログ村 地域生活ブログ 静岡情報へ沼津【乗運寺】浄土宗京都知恩院の末寺で三枚橋城主松平康親、沼津城主水野忠友の菩提所である。旅の僧長円(増誉上人)が土地の人々の潮風の害に苦しむ姿を見てお経を唱えながら松の苗を植え続けた、人々はその行いと徳をたたえ草庵を建てた(1537年)庵は初め成鳴寺といわれたが乗運寺と変わり現在に至っている。天正8年(1580)武田勝頼が北条氏政と対峙するため、兵を率いて浮島原に本陣を置き、北条方の伏兵に備えて千本松原の松を伐り倒させたため、土地の人々が被害を受け難儀をしていたのを、巡錫中の長円が心を動かされて松苗を植えたという説もある。ただ、伝えられる増誉上人の没年(天正8年)から考えると、増誉上人の植樹と関係のある合戦は、天文6~23年(1537~54)にこの地域で繰り広げられた、後北条氏と今川・武田氏による「河東一乱」と考えられる。
 寺にはこのほか、千本松原をこよなく愛した歌人・若山牧水の墓、寺内で「斯道会」という漢文の講座を開いていたという池谷観海の碑などもある。平成6年に静岡県都市景観賞優秀賞を受賞 場所 沼津市千本