スピリチュアル ハラスメント | 高野山真言宗 汗かき住職の ☆Bous, be ambitious!!☆

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高野山真言宗のお坊さんです。
視覚障害、線維筋痛症、遺伝性の拡張型心筋症など難病もちですが日々ポジティブに感謝して生きることに決めました。
お坊さんの日常を徒然なるままに書いていきます。
よろしくお願いいたします。

高野山から帰ってきました。
今年は、弟子の加行が終わってから
本当にお山によく行きました。

帰りに福井の
ハーブメッセージさんによってきました。
僕のハーブティーは「スサノオ」ブレンド
ハニービーというハーブの青い色が特徴です。
ケーキも手作りです。
素敵な女性の先生に
ハーブ占いをしていただきました。

帰りには、お土産に
シュトーレン(クリスマス菓子)をいただきました。
先生、ありがとうございました♪( ≧∀≦)ノ



スピリチュアルがブームになって
専門的に心理学などを大学などで学ばず
伝授や2~3日のワークショップで資格を得て、
または、自分に能力が授かったとして
カウンセラーやヒーラーとして活躍してる人がいます。

そのなかで、残念なライトワーカーが結構います。
多分それが、モラハラになるということも
わかってない残念なかたです。

モラハラについて←クリックすると飛びます。

例えば、どういうことかというと····
身体的欠陥や、体型、
本人が言われたくないと思ってることを
全くの第三者がズケズケ言うわけです。

特にイベント会場や、ショップなどでは
隣接するさらに無関係なイベント参加者や
聞かれたくない不特定多数の第三者に
自分のクローゼットに閉まってあることを
暴露されてしまうことになってるのも
全く知らずにです。

僕は最近それを
スピリチュアル アウティング モラル ハラスメントと呼んでいます。略してSAMH。←略に特に意味はない(笑)

元々、クローゼットもアウティングも
LGBTの性的マイノリティの用語です。

人に性的志向の秘密をさらされた大学生が自殺して
亡くなるという悲しい事件もありました。
ゲイ アウティング関連記事←クリックすると飛びます

僕もそういう肉体的欠陥を持っているので、
そういうことがよく起こります(笑)

先ずは視覚障害
視覚障害者が全員全盲であると誤解している方
これは、看護師や眼科以外の専門家にも多くみられます。
視覚障害者は見えていても白杖を使いますし、
大袈裟に手探りもしません。
時にはそれでぶち当たってナンボだと思って
歩いています。

皆が、自分の不自由さと戦い
それなりの長いスパンで苦しみのなかで、
健常者には戻れない
障害を持つ自分と葛藤しながら
自分がなんとか生きていくために、
産み出した方法で生活しています。

慣れた道や家だと、
眼を閉じてても行動できることもあります。

他人が自分に知らせずに、ものを移動したり、
目印となるものを処分したら、
その手や置場所を覚えた記憶の世界は
一瞬にして消えてしまいます。
これを知らない医療従事者、
介護ヘルパーは大勢います。

かたずける時には相談、確認しながら
しなければなりません。

ある看護師さんには「めくら」と
連発されたこともあります。


僕の場合、傷は多く、深くで·····
もうひとつ、2つあります。

声と体型です。

声は真言宗の青年教師会の行事や
伝授会に行くと同僚の若い僧侶たちにも
「アニメ声」と冗談で言われますが
これも立派なアウティングです。

法話の勉強会の時も、布教師の先生に
内容でなく、まず声と体型のギャップから
せめられました。

太っている体型や体格もそうです。
僕はパラ柔道の現役アスリートだった時は
最高体重が130キロ越えでした。
現在は30キロ以上のダイエットをしましたが
一般的に
肥満体型にはかわりません。

ゆっくり痩せているのには、
理由があります。
ライザップで失敗した芸能人で
有名になりましたが、皮がたれないためです。
急激な短期ダイエットで多くの人が悩んでいます。

形成外科の先生には、
太ってきた時間かけて痩せないと
ああなってしまう。
ああなったら、皮を切除するしかないし、
大きな傷が残ってしまう
そう言われました。

いったん、のびた皮は
もともように縮むことはありません。
引き締めながら体に馴染むように
していきます。

産後の女性同じです。
僕は妊娠もしてないけど
妊娠線が多量にあります。
皮膚のケアが必要になります。
それも、消えない傷なので悩みのひとつです。

それ以上必要なのは、
本当は心のケアです。

しかし、主治医でない
健康診断だけの内科の医者ならともかく、

本人がそのことに対して
どういう痛みや経過を持っているか
何がストレスなのか
何に傷ついてのストレスが過食
暴飲暴食に至った結果
おこっていることを
本当に聞かなければならない
必須事項を知ろうとはしないのです。

こういう場合
スピリチュアル アウティング モラル ハラスメント
してくる人は
「もっとやせなければ····」
そう言います。

この人はきっと、
剥げてる人にも同じように言うでしょうね。
過食と拒食症を繰り返し苦しんでいる人にも。

その背後にある苦しみの種を
引き出すならまだしも····
同席している
他にいる人に曝すのですから。

僕がこの体型に至った背後には両親からの虐待と
ネグレクトがあります。

母親からは、食物が与えられない時と
自分が気分で、作ったり買ってきた多量の食材を
残さず無理やり食べさせられた背後があります。

父が帰ってきて食事がすんだ頃に
両親がケンカをはじめ、
消化するまえに気持ち悪くなります。
そして、下す。

僕にとって食事は生きるためのエサであり、
楽しむものではありませんでした。

高校生になってアルバイトして得たお金で、
自分が安心して、自分の好きな場所で
満たされるまで食べた。
何が満たされたのでしょう?
そういうことを聞いてほしかった。

僕がカウンセリングだけでなく、
大学で心理学を学び、
認定心理士の資格取得をしたのには
たんに資格だけでなく
単位取得の為に必要だという実習にありました。
多くのロールプレイング、実験、統計、レポート、
シェアリング····

これがなければ、
僕もSAMHになってたでしょう·····

今、当時の自分がわかってあげられるのは、
相当辛かったのに、回りに打ち明ける人がいなかったこと。

今はこの世にいないからいえますが、
両親の名誉のために、幸福な家庭を演じ、
兄夫婦にさえ、身内の恥も曝せない
本当はいつ自殺を考えてもおかしくない、
可愛そうな自分を放置していたこと。

セラピーや精神科を受診させてあげたかったこと。

児童相談所に連れていってあげたかった·····

そういうことで、最低限
「両親の虐待」というキーワードの情報提供しても
全く気づかないのは、カウンセラーやヒーラーとして
はっきり言って不適当です。

たとえ、そこからは仕事になると
言ってもらっても結構です。
ただし、個室でやるのは
さすがに常識でしょう?

天から声が聞こえて
メッセージが来るかも知れませんが、
クライアントの声にならない悲鳴は聞こえないのです。

こういう人は、害です。

はっきり言うと、
スピリチュアルやカウンセリングの仕事を
やめていただきたい。

そう思います。

残念なことに、
僧侶のほとんどがこういう状態です。

僕もある尼僧さんに
尼僧さん関係で、けっこう広く
アウティングされました。

なので、人はセラピストを頼るようになり、
セラピストからも
スピリチュアル アウティング 
モラル ハラスメントを受け······

宗教離れ以前に
どこにいけば傷を癒してくれるのでしょう。
心の安心が得られるのでしょう?

高学歴
多くの資格
神降ろしも
サイキックも
天使からのメッセージも
チャネリングも
ヒーリングも

仕事にしているなら
テクニックだけでなく
人間の取説を学んで欲しい。

今までは、こういうこと
言えない人でした。
しかし、自分自身を解放するために
そういうことを知って欲しいなとおもい
今回は記事にしました。

人の痛みや悩みは
特別な能力職業でなくても聞くことはできます。
寄り添うことが大切です。
そういう人が増えれば、
この世が浄土(仏の国)や天国になります。

それは、皆が仏の種をもっているからです。

人が傷ついたり、嫌な気持ちになる言葉は使わず
その慈悲や愛のための言葉を発してください。

それこそが真言(マントラ)です。

南無大師遍照金剛
合掌