佐渡島遠征【前編】離島イワナ&初キジハタ | 永久保存版 ぼくのなつやすみ

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神奈川県西湘エリア在住 少年の心を忘れられない系アラサー社会人 春〜夏は渓流がメイン
秋〜冬は美味しい旬の魚を求めて相模湾、駿河湾、東京湾で海釣り
車中泊遠征が生き甲斐

7月23日〜26日
4連休をフルに使って彼女と佐渡島に行ってました



目的は九州で釣れなかったキジハタのリベンジと渓流釣りの開拓
特に渓流に関しては全国的にも珍しい降海型ニッコウイワナが釣れるとか
そうでなくても離島のイワナがどんな姿で生きてるのか気になる



前日の夜に仕事終わってから関越自動車道をひたすら北上して新潟へ

約360kmの道のりだが5時間で到着

朝6時の便で車ごと乗船
レンタカーも良いけど自車で渡れると荷物の整理をせずに適当に詰め込んだまま行けるのが素晴らしい
常に車が荷物で一杯の僕にとっては非常に好都合



前夜に寝れなかった分、行きのフェリーは出来る限り寝る
2時間ちょいで佐渡島に到着
まずは渓流行く前に目星を付けている堤防を幾つか見回る


真昼間なので雰囲気だけ掴んで夕マヅメのポイントだけ絞って渓流釣りへ

Googleマップから目星を付けてた川に到着


かなり濁りがキツイ
全国的にも長梅雨の影響を受けてた時期なので佐渡も例外ではない

それと想像以上に藪が濃いなw

とりあえず始めてみないと分からないので黒金のDインサイトで釣り上がる

そして釣り開始からものの5分でヒット 


23cm程のイワナでした
尾鰭が赤く縁取られていてアマゴみたいで綺麗
体側の模様も薄いピンクの斑点が入ってて本州のイワナとは明らかに違う感じ




背中を観察するとゴギか?と思うほどハッキリした白点が頭の上までビッシリ入る
でも頭の形とかはニッコウイワナだな



彼女もまずは餌釣りで釣り上げたが、僕がルアーで釣るのを見てルアーに変更


1匹目を釣るまでは先行させてあげて僕は後ろから狙い辛いピンポイントとかを狙っていく




サイズは小さいがよく太ってる個体
やはり体側には薄ピンクの斑点が

これは確実に佐渡イワナの特徴と断言して良さそう




極小サイズだが斑点がアメマスみたいに大きな個体
これがもしかして海から遡上するニッコウイワナの血統なのか…?


彼女にもルアーで初ヒット!
しかし写真撮る前に網から脱走…

まあ釣れたってことにしましょうw



渓流釣りを始めると時間は一瞬で過ぎ去って行く

何本も川をランガンする予定だったのに気付けば最初の川を攻め切らぬうちにもう夕方



暗くなる前にキジハタを狙うポイントまで行かなきゃいけないので渓流釣りはここで一旦終了


それにしても佐渡の渓流、毛虫が多過ぎて辛い

木や葉っぱに付いてるのは分かる。そこが彼等の生息場所だから。
しかし川の石の上に居るのはおかしいやろ?

1匹2匹じゃない、そこらじゅうにいる
当然うかつに石を掴んだり出来ないし荷物も置けやしない
でもイワナにとってはご馳走なんだろう、だから小渓流にも関わらず太ってるんだな





飯食って着替えて夕マヅメの堤防へ


内側は砂地中心だが水深がある

外側はテトラが入っていて、根も豊富だが浅い

どっちが良いのかよく分からないので両方交互に投げ比べてみるが何もアタリは来ない


飽きてテトラで穴釣りするとムラソイが食ってきた

20センチオーバーでまあまあデカイ


しかしこれも続かず気が付けば暗くなってしまった

反応無いのでそろそろ移動しようかと思いながら適当に内側の堤防際をテクトロしてたら…




突然ガガッという感じでヒット

潜られないようにゴリ巻き


おおおお
まさかの超適当な釣り方で人生初のキジハタを釣ってしまった…‼︎

まさか釣れると思ってなかったので喜びよりも驚きが先に来た

真っ暗なせいでブツ持ち写真はイマイチなので載せません笑



もう1本出るか?と堤防の際を丹念に探り直したが1度きりだった模様


納竿して夕飯を買いにローソンへ


夥しい数の蛾がローソンのライトに集っている
渓流の大量毛虫はみんなコイツらになるわけだ


蛾以外にはおらんのと、いつものライト下チェックは欠かさない


ずっと探してたヤツがおった!


佐渡ポテンシャルやべえなぁ
コンビニライトで65mmオーバーのミヤマだよ

60mm越えのミヤマ求めて伊豆の山中を走り回ったあの頃が馬鹿馬鹿しくなるわい


持ち帰って標本にしたさはあったけど、殺すのは嫌だし飼育は面倒なので近くの木に逃がしてやった


コンビニ以外にも街灯には大量の蛾が集まっている
カブトの雄雌は見つけたけど、クワガタは見つからず
でも昆虫の数が半端無いので本気で探せばかなり取れるのでは??
佐渡初日にして佐渡が秘めるポテンシャルを大いに味わう事が出来た



夜は漁港の常夜灯下でアジングするつもりだったのに堤防に着いたら、力尽きて寝落ちw
昨夜2時間程しか寝れてないので仕方ない

深夜に目が覚めたけどやる気出なかったので、朝マヅメに釣りする磯の駐車場に移動して車中泊


2日目
朝マヅメの磯は良い感じではあったが何も釣れず…
根は多いが水深が無い
昨日釣れたポイント的にある程度の水深は必須だと思う


2箇所目の地磯は青物でそこそこ有名な岬
外側は波が荒く、潮が速そう

ショアジギングロッドを振り回すルアーマンが数名居て、ロックフィッシュ狙いの我々は少々場違い感

なので内側の水深があるポイントで釣り開始


暫くなんのアタリも無くウロウロしてたら、



彼女が何者かとファイトしているではないか!


急いで駆け寄ると


非常に綺麗なキジハタ‼︎
サイズは30cm程だがこれぞキジハタって感じの模様、体色
やはり夜より昼間の方が綺麗に見えるんだよなぁ


これで2人とも本命が釣れて万々歳。
後は心置きなく佐渡を満喫出来そうや


先端のルアーマンがご帰宅されたので入れ替わりで僕らが入る


キジハタ並みのゴッツイ引きで期待したけど…



29cmの泣尺カサゴ
頭がデカくて体高もあり、カサゴだけどカッコいい
九州で腐るほど見たのにしばし見惚れてしまった



サラシの先からムラソイ!

と思ったけどなんか違う?
調べてみたらオウゴンムラソイでした

模様も顔も可愛らしい感じ


彼女が足下で釣ったのはヨロイメバル

稀に東京湾でも釣れるけど、こんなにピンク色の濃いヨロイメバルは初めて見た





今度はキツネメバル
短時間で4種類もの根魚が釣れる佐渡は根魚の楽園と言っても過言ではないだろう



だがキツネメバルを最後にアタリが途絶えたので納竿
陽も高くなり、暑くなってきたので彼女がやりたがってた泳ぎ釣りへ


適当に波が穏やかそうなゴロタ場から入水



思いの外、水温が低くめっちゃ冷たい!
ガクガク震えながら泳ぐ僕を他所に、全く寒さを感じてなさそうな彼女

なんで寒くないの?


沖の波が当たるエリアは冷た過ぎて耐えられず震えながら浅瀬を泳いでると

知らない間に魚が掛かってた

多分ヨロイメバルだと思うが、先程釣れた個体とは全く模様が違う
場所によって模様や体色が変わるのは僕が根魚好きになった一番の理由だと思う


僕は先に岸に上がって日光浴
後から彼女も上がって来て
「あんまり魚居ない」
との事なので泳ぎ釣り終了





再び渓流釣りへ