台湾の新政権への脅しのつもりか、習近平の中国は数日間にわたって、
台湾を包囲した軍事演習を強行した。まるでならず者のすることだ。
自国が国連の安全保障理事国であり率先して世界平和に貢献する使命を
与えられているにもいかかわらず真逆のことをしている。
中国は「一つの中国」というが、台湾が現在の中国の領土であった
ことは一度もない。したがって台湾が中国領であるという根拠は何もない。
にもかかわらず、中国は一方的に中国領だと主張している。
中国人が住んでいるから中国の領土だと言っているのなら、東南アジア
で中国人が多数住んでいる国は注意した方がいい。いずれ中国領だと主張
される可能性が極めて高い。
それは「尖閣諸島」が、もともと中国領だという主張や、東シナ海や
南シナ海が中国の領海だと主張していることとも何ら変わらない。
国際機関(国際司法裁判所)の判決が出ても無視している。こんな専制
国家の存在を許しておくと、世界にどんな災いが起きるか知れたものでは
ない。
それに金にものを言わせて、次々に台湾支持国を葬るやり方も暴力団
まがいだ。
島がなければ、岩礁を島に作り替えてでも領海を拡大しようという奇手
には、まったくあきれ驚くほかない。習近平中国の悪質で強欲な本性をいかん
なく物語っている。
こんな質の悪い国をのさばらせたり、勝手な主張をさせない国際的な監視
対策と実効性を伴った包囲網を強化する必要性はますます高まっている。