日本製鉄のCEO他役員たちは何を考えているのか。

あの誇り高いアメリカの経営者も株主も前途を見限った企業

USスチ―ルを買収するというバカは世界中探してもいない。

 

日本の企業経営者は、買収するとき①業界の最低10年の成長見通し

②設備や財務のシビヤーな査定が出来ない。実に甘い見通しや査定で

法外な買収(今回も日本製鉄は当初合意の買収価格から40%を上乗せ

した買収価格を提示している)をして大損害を被り業績悪化どころか、

企業自体の存立を危機に直面させている。

 

USスチ―ルは、かってはアメリカの星だったかもしれないが、今は

業績が低迷しているし、設備が古いしどうしようもない企業ではないか。

 

東芝が原発技術を持つウエスチングハウスを買収したときの反省が

全くできていない。この買収以降、東芝がどのような運命をたどる

ことになったか。

 

幸か不幸か今回の場合、米政府も、労働組合も買収に反対している。

このまま間違って買収できたとしても、どんな難題を付帯されるか

分かったものではない。そのことが日本製鉄の経営にどのような足

かせや損失をもたらすか分かったものではない。

 

買収から即時撤退することが日本製鉄の経営にも、日本の国益にも

かなうことは98%以上の確率で間違いない。