ハマスの突然のイスラエル攻撃、どんな因縁があろうと、容認されるものではない。

 

突然攻撃され何の罪もない一般市民が過去最大の殺戮、かどわかしに遭って、

 

イスラエル政府が驚愕し怒り、ハマスに報復するというのは分からないでもない。

 

しかし、イスラエルのミサイルと空爆で、ガザで貧しいながら平和に暮らしていた

 

パレスチナの子供、女性を含む多くの市民が爆殺されている。その数はすでに

 

イスラエルの死者の3倍に達している。すでに過剰報復になっている。

 

イスラエル政府は、それでも飽き足らず(面子を潰された? ハマスに対する憎しみ)、

 

ガザの北半分から南へ退避するよう要求している。

 

ところが、退避を求めているそのガザの南部にミサイル・空爆を行っている。

 

全く言っていることとしていることが食い違っている。

 

イスラエル政府は、自分たちの国が建国された経緯を忘れたのか。

 

パレスチナの人々の多大な犠牲の上に建国できたことを。

 

それが分かっていれば、イスラエルはもっと謙虚であってしかるべきだ。

 

この地域の根深い紛争の元は自分たちが作ってきたのだ。

 

それに反して、他国(ガザ)の人々を北から退避せよと指図し、

 

退避した南部を空爆している。これは形は違うが、ナチスが

 

ユダヤ人にしたホロコ-スとのやり方とどこが違うのか。

 

今回のイスラエルの地上侵攻が、現実のものとなり、さらに多くの

 

パレスチナの人々が犠牲になるようなことになったら、イスラエル

 

の国の存立そのものを許さない大戦争が勃発するかも知れない。

 

イスラエルはすでに十分すぎる報復をした。直ちにガザ侵攻を

 

やめるべきだ。