究極の新型コロナ対策は、PCR検査ではない。これは市中の感染者を洗い出し有効な隔離対策を進めるために必要な手段だ。ただ、これも全く不徹底な状況が続いているが。

 

究極のコロナ対策は「治療薬とワクチン」だ。安部氏の無能によって、世界に先駆けていた折角の日本初の治療薬「アビガン」はほとんど陽の目を見ていない。欧米の協力を取り付けて、いち早く、感染者の多い欧米で多くの治験が実施されていたら、もうとっくに各国で緊急特例承認がなされていただろう。

 

また、日本初のワクチンについても欧米の協力を得て、治験が実施されていたらとっくに緊急承認が得られて、遅くとも今年初めからは接種が始まっていただろう。

 

なぜ、この国はやることがこんなに愚図なのか。優れた技術が全く生かされていない。、見えざる壁が存在するようだ。 政治家の無能(判断力、決断力の無さ)を含めて。

 

新型コロナの治験では、政治の外交力が必要だったが、安倍首相はその面では全く無能で

折角のアビガンもワクチンもいまだに陽の目を見ない状態が続いている。

 

こんなとんでもない失政をしても、それを取り戻す策はあった。それは、欧米の開発したワクチンを優先的に確保することだった。ところが、代わった菅首相も外交力を発揮せず、新型ワクチンの確保で著しく出遅れている。新型コロナウイルスの情報認識能力の欠如の結果か? 官僚機構にも問題があるようだ。

 

2月末までには接種開始出来るとしていたが、どうやらもっとずっと遅れて年内には必要量を確保できるということになっているようだ。 これでは、オリムピックはおろか、彼らが一番気にしているらしい日本の景気回復にも大きな齟齬をきたしそうだ。

 

こんな体たらくで、どうやって安全に「オリンピック」を開催できるというのか。オリムピック開催には、最低限今年5月末までに選手、オリムピック関係者(観戦者を含む、外国を含む)のワクチン接種を終える必要があるのだ。

 

加えて、今の政府は疫病の防疫の基本が全く分かっていない。病院関係者はともかく、高齢者から接種するというのはどういう考えなのか。

 

もっとも緊急に必要なのは、東京都圏や大阪府圏など流行の震源地の流行を止めることだ。

年齢に関係なく、ここの居住者にワクチン接種を最優先するのが防疫の基本だ。

 

こんな国民の生命を守る外交力もなく、防疫のイロハも分からない政府や政治家を持った国民は、不幸を嘆くしか道はないのか・・・。