新型コロナ治療薬を巡って、日本の厚労省の対応がおかしい!!

アビガンは富士フィルム富山化学が開発し、既にインフルエンザ治療薬として

2014年に製造販売が承認された薬。

 

 しかも、その作用機序から、新型コロナウイルスにも当然有効であることは

科学的に容易に推定できる。そしてアビガンによる新型コロナウイルス感染症治療は、

すでに中国で多数の治験が行われ「有効」であることは実証済み。

 

 すでに承認済みの治療薬の適用範囲拡大だから、とっくに「新型コロナの

治療薬」として承認されていなければならない。 

 

 ところが、風邪ではなく、エボラ出血熱治療薬として開発された、ギリアドサイエンシズ社

の「レムデシビル」を特例承認で、5月早々にも承認するという。

 

 しかも、この薬は中国での治験は失敗している上、副作用が強いとの報告もあるようだ。

何故、「アビガン」ではなく、そんなに急いで「レムデシビル」を承認するのか。

 

 全く理解に苦しむ事態が起きている。 安倍首相は、国会での野党の質問に「レムデシビル

を5月早々にも特例承認する」と述べ、さらに「アビガンについては、希望する人があれば医師に

そう言ってもらえば使えるようになっている」と、全く的外れな答弁をしている。

 

 「アビガン」が日本発の「新型コロナウイルス感染症治療薬」として、世界に先駆けて承認され

大量生産体制を構築してコロナ防疫に貢献できる絶好の機会を「なぜ自ら手放そうとしている

のか」。

 

 安倍首相の歯切れの悪さから察するに「トランプ氏」から、「レムデシビル」を先に承認するよう

要求されたとしか考えられない。

 

 全くやることなすことすべてがおかしい。自己中の上に売国奴が一国の首相では、この国には

救いがなさすぎる。

 

                                                  喜多川 龍